おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(6月19日)は、午前中だけ仕事をして午後をオフにしようとしましたが、叶いませんでした。
そんな夕べ、株式会社大和書房 編集部 高橋 千春さんから
『人間関係が楽になるアドラーの教え』2,000部重版
12刷、累計3万2,000部
のご連絡が入りました。
この本は、私が看護学校2つの講師を辞任してから後継となった 高澤貴子さん、長谷静香さん が「人間関係論」のテキストとして使ってくれています。
さて、6月17日(土)の札幌からの帰り道で読んだ本の紹介です。
『コミックエッセイ アスペルガー症候群との上手なつきあい方入門』 (西脇俊二著・アベ ナオミ イラスト、宝島SUGOI文庫、600円+税)
著者の西脇俊二氏は、子どもの頃から「自分は他の人と違っている」という違和感を抱いていて、研修医を終えて勤務医として自閉症に関わっているうちに、違和感はアスペルガー症候群特有のものだと気づいたそうです。
それだけに説得力があり、第4章の「私もアスペルガー症候群です」でカミングアウトをしています。
第2章から「あなたがアスペルガー症候群の場合」/「相手がアスペルガー症候群の場合」のパートを設け、空気を読まない、人間関係の微妙な変化に気づかない、気が利かない、笑顔で挨拶しない…などの兆候を持つ人がどうすればいいか、周囲の人たちはどう対応すればいいか、をコミックエッセイで学ぶことができます。
私は昨年、アスペルガー症候群の人たちとかなり色濃く関わったので、なるほど、なるほど、いるいるの連続でした。
カウンセリングを志す人、人間理解を深めたい人に強くお勧めです。
<お目休めコーナー>6月の花(20)
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