おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(10月23日)の新聞各紙に「いじめ」の記事が載っていました。
特に小学校で認知されるいじめの件数がここ数年うなぎ上りです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/85/bf5d02172aebabc052ab25f835bb6c76.png)
産経新聞ニュース 2020.10.22 17:12ライフ教育 での
学校でのいじめ認知、過去最多61万件 目立つ小学校の増加
として冒頭に次のように書いてありました。
全国の小中高校などで令和元年度に認知されたいじめが前年度から6万8563件増加し、61万2496件と過去最多を更新したことが22日、文部科学省が実施した問題行動・不登校調査で分かった。
初めて60万件を超え、とりわけ小学校での増加が目立った。
心身に大きな被害を受けるなどの「重大事態」も前年度から121件増の723件と過去最多を記録した。
特に、
小学校では児童1千人あたり75・8件(同66件)のいじめがあり、5年前の平成26年度の4倍の水準に達した。
ただ、いじめを認知することが多くなった理由は、次のようです。
いじめを認知した学校の割合は26年度の57%から83%まで増えており、文科省は「からかいなど初期段階を含めて積極的に認知するようになっている」と認知件数の増加を前向きに評価する。
いじめに関連した不登校や暴力行為も増えているようです。
子どもたちの自殺も懸念材料です。
データは、昨年までのものなので、今年がどうなるか心配です。
また今年度の状況をまとめる次回調査について、文科省の担当者は「夏休みに加え、新型コロナウイルスで一斉休校が生じた。
自殺は長期休校明けに増える傾向があるので、動向を懸念している」と説明した。
私は、学校のいじめだけに関わらず社会で起きている誹謗中傷、DV、各種ハラスメント行為などの根底にあるのは「リスペクトの欠如」だと認識し、研修でパワハラに関連して話をする際は、必ず「リスペクト」を強調します。
「リスペクト」は本来「尊敬」と書くべきなのですが、この頃とみに「尊び敬う」語感の尊敬を使うのを控えています。
「リスペクト」の英語の語源を辿ると、”respect”は”re+spect”で、「再び、元に戻って、距離を置き」+「見る」の意味合いがあります。
何か非建設的/破壊的な行動をしてしまいそうなその瞬間に「リスペクト、リスペクト・・・・」と自分自身に呪文をかけるように訴えかけると、その人との関係やその場の状況を省みて自分自身を鎮静化させることができるかもしれません。
この話題は、ここまでにして次の話題に移り、もう一度関連付けます。
昨晩19:40に アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルドを覗いたら、チャンネル登録者数が 888 のゾロ目。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/e6/62dcefe67df5dc34eae2384c350cf27a.png)
ヒューマン・ギルドのYouTubeコンサルを引き受けてくださっている安西 光さんもフェイスブックに偶然同じことを書いていらっしゃいました。
ラッキーセブンならぬラッキーエイトでした。
10月26日(月)の アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルドでは私が「ちょっとお待ちなさいその行為(自殺)」としていじめにも関連する「自殺」の抑止策についてアドラー心理学の立場から言及します。
チャンネル登録とご視聴のほどよろしくお願いします。
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<お目休めコーナー>10月の花(23)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/46/262c501ec9d6f13d22575606726ecaa6.jpg)