おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
2020年9月22日付けブログで サポーターとしての私のミッション を書きました。
その後、考えが深まり、サポートする人には「ヘルプ」と違って相手の方の自立心(依存しない心)と自律心(セルフコントロールの心)を尊重しながらサポートするという点で、ヒューマン・ギルドの10月度ニュースレターの巻頭言で仏教の「四無量心(しむりょうしん)」について書きました。
この部分をコピペしてお伝えします。
仏教でよく「慈悲」という言葉を使いますが、「慈悲喜捨」と4つの漢字を重ねて「四無量心」と呼ぶことがあります。
それぞれの意味は次のとおりです。
慈 楽しみを与える
悲 苦しみを取り除く
喜 共に喜ぶ
捨 こだわりを捨てる
この「慈悲喜捨」の「四無量心」からすると、「援助」の言葉には、こだわりを捨てきれない響きが残ります。
「サポート」なら共に喜んでおしまい。
別にサポートを受けた人に恩返しせず、自分の関わりのある人にサポートをすればいい話です。
お返しを期待しているサポートは、それこそサポートに値しません。
こんなふうに言葉を弄びながら、私には新たなヒューマン・ギルドのミッションが見えてきました。そのミッションは、次のようです。
「ご自分のリソース(人、モノ、カネ、情報、経験、可能性など)を自ら探索し、世のため人のために生かそうとする人の自分創め/人おこしを、アドラー心理学の尊敬・信頼・共感をもとにサポートすることがヒューマン・ギルドのミッションです」
ヒューマン・ギルドは、これからますます「自分創め/人おこし」の中核組織としてサポーター機能を発揮していきます。何とぞよろしくお願いします。
付け加えると、一番強調したいのは「捨」の部分です。
「この人にこんなにしてあげたのに」とか、「あの人からはちっとも感謝の言葉が返ってこない」と思っていたとしたら、それは「捨」にならないのです。
「サポートできただけで十分。貢献の喜びを味わえたもの」
それで終わりです。
ところで、昨晩配信のヒューマン・ギルドのメルマガで大事な人のことを抜かしてしまっていることのご指摘を受けました。
(1)10月25 日(日)開催 祝!アドラーあいち10周年フェス「今、この時代にアドラー心理学をどう役立てるか」の記事の中でパネラーのお一人の 澤田有心子さん(自己肯定感育み専門 Being up 協会 代表)を抜かしてしまいました。
ご本人のフェイスブック(私のところにタグ付け)からコピーして使ったためです。
お詫びして追記させていただきます。
10年に一度の一大イベントなので、中部地区のみならず、近畿地区、あるいは全国から是非ご参加のほどお願いしたいからです。
私も滅多にしない話を基調講演に盛り込みます。
祝!アドラーあいち10周年フェス「今、この時代にアドラー心理学をどう役立てるか」
東海地区の重鎮アドレリアン、三輪克子さん(勇気づけスペース LUN(ルン)代表)が愛知県に私をお招き下さってから10年になることを記念して行うイベントです。
午前中には私の「今、この時代にアドラー心理学をどう役立てるか」と題する基調講演、午後はアドラーあいちを支える人たちによるパネル・ディスカッションを行います。
司会進行:長谷川 厚一郎さん
パネラー:岩井俊憲、三輪克子さん(勇気づけスペースLUN主宰)、杉村秀充さん(応用教育研究所研修参与主事)、一尾 茂疋さん(民間立つくるスクール運営責任者)、鈴木匠子さん(アドラーカウンセラー)、澤田有心子さん(自己肯定感育み専門 Being up 協会 代表)
【開催要領】は次のとおりです。
主催:アドラーあいち
日時:10月25日(日)10:00-16:00
場所:ウインクあいち1002会議室(名古屋駅すぐ)名古屋市中村区名駅4丁目4-38
費用:5,000円(税込)
申込み先:https://kokucheese.com/event/index/595607/
フェイスブックのイベントページ:https://www.facebook.com/events/3251800551563167/
(クリックして勇気づけを)
<お目休めコーナー>10月の花(9)