おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(3月11日)もまたテレワークの日。
10:00から30分ほどZoomであるベンチャー企業の研修のことで先方が2名、ヒューマン・ギルド側が法人事業部マネジャーの目次 心さんと私の4人でミーテイング。
来週行う4時間のオンラインによる管理者研修の内容を詰めました。
14:00からは2時間ほど、ある出版社、制作会社の方と計4名で私が7月に出す本の細かい打ち合わせをしました。
主にQ&Aで進める内容の、イラスト豊富な本になります。
ところで、昨日は東日本大震災から10年の日でした。
家にいてテレビを観ると、各局が津波と避難、被災の様子を映し出していました。
あの日のことを私は 2011年3月12日付けブログで 激震に見舞われた方々にお見舞い申し上げます として書いています。
カナダのモントリオールでテレビで特に荒々しい津波の映像をご覧になっていたジョセフ・ペルグリーノ博士はメールで次のメッセージをくださいました。
日本の大地震の報道をテレビで観て、衷心よりお見舞い申し上げます。
地震と津波の影響を受けたあなたとご家族、ご友人、ヒューマン・ギルドに関係のある方々のご無事を祈っております。
1999年8月の初来日の際、ワークショップ開催のため仙台に行ったことがあるペルグリーノ博士は、深く悲しんでいました。
復興過程の翌年は、7月31日に宮城県の女川地区を訪れ、津波の恐ろしさを見聞きし、翌日80人を超える人たちに「勇気づけワークショップ」を行いました。
その際、「私が日本人から学んだ10のこと」(永藤かおるさん 訳)の文章を配布し、それぞれの項目を解説されました。
そのままここにコピペします。
「私が日本人から学んだ10のこと」
1.人々の静けさ
わめいたり叫んだり、大げさに悲嘆にくれたりすることがなかったこと。
悲しみそのものが静けさによってより崇高に見えました。
2.尊厳
水や救援物資を、きちんと列に並んで待つ姿。
声を荒げたり暴れたりすることもありませんでした。
3.優美さ
その時に必要なものだけを買う姿。
それにより、誰もが何かしらを得ることができました。
4.秩序を守ること
店での略奪行為がなかったこと。
路上を不法に占領したり、自動車の警笛をビービー鳴らしたりする行為がなかったこと。みんながただ、状況を理解していたこと!
5.犠牲の精神
50人もの作業員が原子力発電所の海水の排出のためにとどまったこと。
どうやったら彼らの犠牲の精神に報いることができるでしょう?
6.思いやりの深さ
レストランは値引きをし、警備されていないATMはそこにそのまま残されていました。
弱者に対するとても手厚い配慮がありました。
7.行き届いた訓練
老人から子どもまで、すべての人が何をすべきかはっきりわかっていたこと。そして皆が訓練したとおりに実行できたこと!
8.良心
店が停電したときに、人々はものを棚に戻して静かに立ち去ったこと!
9.報道
ニュース速報などで自制的な報道をしました。
馬鹿げたリポーターもおらず、静かな報道のみがなされていました。
10.天皇陛下
陛下にとって最も大事なのは日本国民であり、ご自身の健康は二の次だったこと。
ペルグリーノ博士がいかに日本国民をリスペクトし、愛していたかの証になる文章ですね。
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