アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

以前に【私のアイデンティティ=経営者+研修講師+カウンセラー+作家+教育者】として4回まで書いていましたが、今日はカウンセリングの実践と早期回想解釈の簡易法について触れます。

1.昨日(10月24日)の夕方は、カウンセラーとして出向いている法人で2人ほどカウンセリングを行いました。
カウンセリングをするよりも私の学びがとても多かったカウンセリングでした。

カウンセリングをしていると、クライアントの体験が自分自身の体験の枠を超えて見る世界、生きる世界が広がるような感じがして有難いです。
私はビジネス書の作家でもあるため、さまざまな事例にクライアントのケースを少しばかり脚色をして使うことができます。

その代表的な著書が11月1日に出る『アドラー心理学 こころの相談室』(三笠書房王様文庫、847円)です。

この本はもともと宝島社から『ありのままの自分を認める 人生を成功に導くアドラー心理学』として出ていた本ですが、2万部で絶版。
文庫収録にあたり加筆・改筆・再編集のうえ改題したものです。


2.昨晩は12人の熱心な受講者を集めて20:00~21:30に「オンライン開催:『品詞』をもとに読み取る早期回想解釈」を行いました。

小山貴子さん が私の早期回想解釈に疑念を寄せられ、それなら仲間を集めて勉強し合いましょう、との趣旨で集まった人たちでした。

講座の進め方は(1)参加者の30秒自己紹介(お名前と自己PR)、(2)岩井のミニ講義、(3)小山貴子さんを中心にした受講者サイドの反論、(4)質疑応答と補足講義の展開でした。

私は講義の中でライフスタイル分析の腕前は(1)初級者は早期回想解釈をしてライフスタイルの手掛かりとする(家族布置は参考程度)、(2)上級者は家族布置でライフスタイル読み取り、早期回想で裏付ける、と、早期回想だけに特化して学ぼうとする人たちをたしなめました。

さらに、「個人の人生に一貫するその人特有の思考(信念)・感情・行動のスタイル」であるライフスタイルを分析するにはクライアントの語る文章の品詞が手掛かりになることを強調しました。

ご参加の皆さんに早期回想の一例をブレーン・ストーミング方式で読み解いてもらったところ、参加者のレベルの高さに驚きました。

私の結論の1つとしては「(カウンセラーとしてクライアントの)ライフスタイルを知ることは、クライアントが直面するライフタスクにライフスタイルがどう機能しているかを伝え、より建設的な生き方を提案すること」としました。

この講座の提案者の小山貴子さん は、フェイスブックのメッセンジャーで次にようなご感想を寄せてくれました。

(1)ライフスタイルを知るには、家族付置、早期回想、夢、特殊質問の4つの方向から分析してみる。
共通点や相違点も見てみる。

(2)回想は3つくらい取ると良い。できれば成功体験だけでなく、失敗体験も有れば良い。
そして、点から線へ、面でとらえていく。

③回想には品詞に注目する!
名詞や動詞からは、その人が持つ自己概念や世界観、自己理想が見えてくるし、副詞、形容詞からはベイシックミステイクが見えてくる。

小山貴子さん 、ご参加の方々、有難うございました。
私の学びにもなりました。

3.講座を終えてから昨日21:00から配信の「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド」 で「【アドラー心理学】やる気を問い直す」を視聴しました。



私(岩井俊憲)が「やる気」の通説を覆す話をしました。

こちらからご覧になれます。
  ↓  ↓
https://youtu.be/M7HVYlqswKU

 

4.そうそう昨日はこんなこともありました。

家に帰ると、日本教育カウンセラー協会から「上級教育カウンセラー」の更新の認定証とカードが届いていました。

あまり役立っていませんが、資格だけは維持しています。

<お目休めコーナー> 10月の花(23)



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