アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
ここ3ヶ月半ほどどっぷりと医療と付き合ってきました。
そのことをもとに納得のいく医療について考えてみました。
かつてのアドラー心理学の恩師の野田俊作先生(精神科医)が医師に必要なことについてこうおっしゃっていたことを思い出しました。
医師の技量を決めるのは【見立て】+【手当て】+【養生】の3つを念頭に置いておくことだというのです。
併せて「このことは、カウンセラーにとっても同様である」とも教えてくれたいましたが、このことは別の機会に。
【見立て】というのは診断です。
【手当て】は治療です。
【養生】は患者が自宅で、さらには社会生活において自分なりにケアをすること。
私の3ヶ月半医科大学病院を中心に近所の医院3つとお付き合いをもとにすると、それぞれについて特徴がありました。
昨日近所の医院に初診に行き、そこで心電図を取り、ある案件についてセカンドオピニオンを求めて心臓外科医の先生とお話しをしました。
大学病院が勧める簡単な手術とその後のケアについてお伝えしましたが、その内容についてご存じなかったようです。
さすがに大学病院はそれなりの先端医療について研究していることを改めて感じました。
話は変わって、、最近何度か話題にしている整形外科医院のことです。
ここはまさに【見立て】+【手当て】+【養生】の3点セットだけでなく、患者に対する【組織的なサポート】の点でとても卓越したところがある印象を持っています。
特にリハビリにおいて実際に施術を受けるだけではなく、そのことを家族で取り組めるような課題が出され、そのことで自分自身が当事者として自分自身をどうケアしていくのかというかたちで納得のいく医療になっています。
ところで、【組織的なサポート】の点で言うと、詳しいことは書きませんが、ある病院は、あきれるくらいの対応がいくつか見られました。
医師、看護師、検査技師などが優秀でも、【組織的なサポート】が杜撰であると、私の納得のいく医療の観点では、残念なところがあります。
このことは、カウンセリングや研修とも重なるようで、そのことについては、別の機会に書くことにします。
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