アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
今日も2つのことについてお伝えします。
1.サラリーマンだった私をアドラー心理学につなげたのは何か?:歴史的秘話(3)
2.PRESIDENT Onlineで「学校に行かなくなった子供を『ひきこもりの中高年』にする親、させない親」
1.サラリーマンだった私をアドラー心理学につなげたのは何か?:歴史的秘話(3)
第三話では、当時私の所属していた外資系企業では、研修によって「組織風土には変化が見られ始めていたのですが・・・・・」で終わりました。
今回は、その続きです。
その会社は空調機をメインとする家電メーカーで、冷夏によって2年ほど業績が悪化して管理職の給与カットなど経費抑制策が図られました。
私は人事課長を解かれ、教育担当を引き受けながら総合企画室課長兼TQC(全社的品質管理)推進室課長に就任しました。
出張や宿泊を伴う研修にもしわ寄せがきたので、従来の通信教育はそのまま続け、工場、本社単位での「AIA(心のアドベンチャー)」研修に加えて、品質管理教育、全社的品質管理の展開にも従事していました。
少し暇になったので、「AIA(心のアドベンチャー)」の受講者の仲間の情報交換会にもちょくちょく顔を出しようにし、そこで出会ったのが、当時株式会社 グループダイナミックス研究所 に所属していた鶴田恵美子さんです。
鶴田さんは、アドラー心理学に基づく親子関係セミナーのSTEPにも関わっていらっしゃいました。
また、「AIA(心のアドベンチャー)」の元締めのパーソナルダイナミックス社の代表者のボブ・コンクリンの数冊の本を読み、『自信がわく ー 心の科学=エゴバイオニクス』(柳平 彬訳、産業能率大学出版部)は、本がボロボロになるくらい読みました。
この本の要旨をパワポにしていたのが、次の図です。
そうこうしているうちに会社に激震が走りました。
親会社のGE社が日本からの撤退を通告してました。
まさに会社存亡の危機。
1982年9月のことでした。
当時、GE社の会長だったジャック・ウェルチは、その事業分野で№1か2でなければ撤退する方針に従った決断でした。
■その断片を 2018年12月14日付けブログ リスクを引き受ける勇気(1):「去るも地獄、残るも地獄」に処するのに役立った研修遂行 に書いていますので、関心のある方はお読みください。
総合企画室で事業計画を立案する部署にいた私は、経理部の次長や工場の原価課長と連携を取りながらこの不測事態のシミュレーションを行いました。
親会社1つであるデンソーに事業の一部を移管をしてもらっても売上高は5割以下、さらに従業員を半分にしないと会社が存続できないことをトップに進言、その結果、会社は翌年2月1日からはリストラ策を断行しました。
私は、TQC推進担当を離れ、社員の再就職支援の担当を任じられながらも、希望退職の開始日に退職願いを誰よりも早く上司の常務に提出しました。
<第四話に続く>
2.PRESIDENT Onlineで「学校に行かなくなった子供を『ひきこもりの中高年』にする親、させない親」
【不登校】に関心のある方、必読です。
PRESIDENT Onlineに「小中の不登校は過去最多34万人…学校に行かなくなった子供を『ひきこもりの中高年』にする親、させない親 ― わが子を放置すれば「自分の老後」は必ず行き詰まる」として杉浦 孝宣氏(一般社団法人 不登校・引きこもり予防協会 代表理事)がこんな趣旨のことを書いています。
私は、9割方賛同しています。
《39年間の支援経験の中で、どんな年代の人も正しい手順を踏めば、社会復帰できることがわかってきた。それは『規則正しい生活を送る』『自律して自信をつける』『社会貢献をする』の3つのステップだ》
↓
https://president.jp/articles/-/87688?
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<お目休めコーナー>11月の花(5)