三連休の土日を使って、弾丸ツアーで関西の展覧会を見て来た。土曜が祇園祭・前祭の宵々山に当たっていたので、本格的に人出が多くなる前に少し見てまわった。2021年は後祭だったので、前祭の山鉾を見るのは久しぶりである。
八坂神社に近いあたりでは、四条通りのアーケードに、ご神紋をあしらった丈の短い幕が張り渡されていた。白と黒の色合いなのが、ピリッとした神事らしくてよい。
四条通りの月鉾。むかしはけっこう気楽に鉾に上がらせてもらったのだが、今年はどこも順番待ちの長い列ができていたのであきらめた。ご神体や懸装品を公開する会所への入場も(コロナ対策の意味もあって)制限しているところが多かったように思う。
私の大好きな蟷螂山。
しかし、粽、Tシャツ、扇子、全て完売だった。Tシャツは、毎年、デザインが変わるらしいのだが、来年もこれを継続販売してくれないかなあ。欲しい。
船鉾も好きだ。2014年に復活した大船鉾よりもひとまわり小さいが、京都の狭い路地に現れると全く左右に余裕がない。舳先の金色の鷁(げき)がカッコいい。
船尾の舵は黒漆塗螺鈿の飛龍文。飛龍というより、龍の分類でいうと応龍かな。
祇園祭のときは、町名が腑に落ちる。ここは船鉾町。
ニュースによれば、宵々山の人出は28万人だったそうだ。う~ん、今年はコロナ明けで仕方ないが、もう少し加熱がおさまってくれることを望む。私は暗くなる前に離脱して、昨夜は奈良泊まりだった。