巫女はそれぞれの特殊能力以外にも一般的な魔術も使えるらしい。シャンディに教えられて初めて知ったシルヴィアとマルシアは魔術修行を始めるけれど、なかなかうまくいかない。イグニスはどうせならきちんと覚えさせようと、魔法王国マーナディアへ行くことを決めるのだが、そこで彼はかつての冒険者仲間と出会う……。
伸び悩んでいた青年冒険者がエルフの巫女たちと契約して加護を受けることで殻を破り、新たな冒険者生活を始める異世界道中記の４巻。
魔石の流入が滞り始めた魔法王国の都で繰り広げられるイグニスと三人娘の活躍だけれど、今回はイグニスメインで巫女さんたちの活躍は抑えめでした。サポートで頑張った。そして、いよいよ昇格試験篇だよね……と思ったら、書籍版はこの巻にて完結とのこと。既刊に重版かかったらしいのに。
「FUJIMI SHOBO NOVELS」が「カドカワBOOKS」へと模様替えした統廃合のあおりをくらったのだったら、愉しく追いかけていたシリーズだっただけに残念。
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