無能の公爵令嬢ドロッセルこと、転生を果たした稀代の魔術師レティシエルが国王に喚び出された。国を護るために強大な魔術の力を求めるオズワルド王にとって、魔力もないのに異形の怪物を退け、既存の魔法式を次々に改良していくドロッセルは無視できない存在だった。無理に手に入れようとして反発されては元も子もないが、なんとか円満な協力関係を築きたい。
ロシュフォード王子との婚約を解消する一方で、学園内に研究室を設けて好き勝手に研究できる環境を手に入れたレティシエルは、もう１つ、王国中の書物を閲覧できる権利も手にしたのだった……。
魔法同好会の設立、実家からの独立、双子の精霊王の登場と、ときどき怒りつつも順風満帆。
不穏な隣国の動きに備えての同盟、国力の増強を進めながら、主人公に無理強いをさせないようにしつつも目は離さずと、国王が意外にバランスが取れていてしたたか。それに対して、公爵夫妻のダメ貴族っぷりが際立ちます。
【王女殿下はお怒りのようです ２】【転生王女と古の力】【八ツ橋皓】【凪白みと】【オーバーラップ文庫】【常識外れな王女殿下が我が道を突き進む最強魔術譚】【魔法同好会】
