高校生の藤宮周はマンションで一人暮らし。隣の部屋に住んでいるのが、学校で一番の美少女・椎名真昼ということをたまたま知ってしまったけれど、だからといってどうということもなく、特に関わり合いはない。ところが、ある日、雨の中ずぶ濡れになった彼を見かけてしまい、つい傘を貸したことから、不思議な交流が始まってしまう……。
これ、タイトルに偽りあります。「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた」というけれど、主人公はもともとダメ人間です。一人暮らしのくせに、自炊はできない、家の中の掃除洗濯もろくにできない自堕落な日常だったのです。つまり、“駄目人間にされた”ではなく、“駄目人間なのを自覚させられた”が正解。
そんな男は現実に山ほどいますが、ただ１つ違うのは、お隣が天使様だったということです。いや、食事をつくり、部屋を掃除し、なにかと世話を焼いて、本人のダメッぷりに拍車をかけるのですから悪魔かもしれませんね。
「小説家になろう」で最近増えている、若い男がちょっとしたきっかけで美女美少女と半同棲状態になり、かといって18禁展開になることも、ハーレム崩れの三角関係な修羅場に陥ることもなく、ゆるゆるぬるぬるの甘々ラブストーリーです。
ストレスフリーでゆっくり楽しめる恋物語です。昔の少女マンガでいうところの、ハッピーエンドのその先……とぃった感じ。
【お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件】【佐伯さん】【和武はざの】【ＧＡ文庫】【焦れ焦れ甘々のラブストーリー】【小説家になろう】
