
絵コンテとか作りかけのCGを織り交ぜて決定稿とは違ったストーリー展開を見せるユニバースモードもあるけれど、やはり完成稿には完成稿になるだけの理由があるよね。テンポの良さが違うもの。やはり、こちらが好き。きちんと単体の映画として完結している上に、次作への期待ももたせるという意味では 『スパイダーマン:ホームカミング』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』より上だと思うな。そして、Blu-ray&DVDならではの機能というか、特典映像によればスタン・リーのカメオ出演は1ヵ所だけでなく、20ヵ所くらいはあるらしい。雑踏の中とか電車の車窓とか、「スタン・リーをさがせ」状態。
しかし、あらためて思うのは、ストーリーに1本芯が通ってる話は安心して観ていられます。「大いなる力には……」のくだり。最近、なろう小説とか読んでいても、タナボタでチート能力を手に入れた主人公が面倒はイヤ、他人とは関わりたくないと、チートを隠してこっそりマイペースでやる話が多くてもやもやしてたんだけど、つまりそういうこと。超人になって、みんなのために働いても苦労ばかりで得るものは少ないかも知れないけれど、それをやらなかったら助けられない人がいる……ってことを認識しているかどうかってことなんです。
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