札幌のカトリック系女子校、徳心学園に通う桂木しのぶこと「しーの」は、家庭の事情で中等科3年から寄宿舎の「クララ舎」へ入ることになった。ところが、クララ舎では最上級生は何かと舎内生活で優先権があるため、途中から入ってきた者は下積み時代をすっ飛ばす代償として入舎テストをクリアしなければならないことになっていた。
しーのに課せられたテストとは、真夜中に調理室へ忍び込み全舎生分のドーナツを揚げることだった。彼女は同時に入舎してきた転入生、マッキーと菊花とともに策を練るのだが、二人とも一癖も二癖もある嗜好と性格で……。
女子校の寄宿舎を中心とした学園小説。続編の高校編『アグネス白書』へと続きます。しーの、マッキー、菊花三人それぞれの悩みとか喜びとか、それこそ大人になったら鼻で笑っちゃうかも知れない物事のひとつひとつに真摯に挑みます。コメディタッチで読みやすく、男子もけっこう読んでいた感じ。みさきのあがコミック化し、さらには少女隊の主演で映画にもなってます。
【クララ白書】【氷室冴子】【谷川史子】【集英社文庫コバルトシリーズ】
しーのに課せられたテストとは、真夜中に調理室へ忍び込み全舎生分のドーナツを揚げることだった。彼女は同時に入舎してきた転入生、マッキーと菊花とともに策を練るのだが、二人とも一癖も二癖もある嗜好と性格で……。
女子校の寄宿舎を中心とした学園小説。続編の高校編『アグネス白書』へと続きます。しーの、マッキー、菊花三人それぞれの悩みとか喜びとか、それこそ大人になったら鼻で笑っちゃうかも知れない物事のひとつひとつに真摯に挑みます。コメディタッチで読みやすく、男子もけっこう読んでいた感じ。みさきのあがコミック化し、さらには少女隊の主演で映画にもなってます。
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