ロボットと人間の恋愛を軸に「知性とか意識とか魂って何だろう?」へのアプローチをおこなった小説というとタニス・リーの『銀色の恋人』あたりが代表でしょうが、エイミー・トムスンの『ヴァーチャル・ガール』ととみなが貴和の『セレーネ・セイレーン』あたりを比較すると面白いです。好一対?
どちらも「オタクな天才科学者によって生み出されたアンドロイドが、創造主と袂を分かって自らの道を歩み始める」という話なのですが、かたやハヤカワSF、かたやホワイトハート。同じようなストーリーでも主眼点が「電子回路に生まれた自我の自立」と「異種族間の実らない恋愛」にきっちり分かれているんですね。
ま、素材の料理法の違いに着目すると面白いですが、それぞれ単独で読むと「自分が生み出したアンドロイドにすら捨てられたオタクの末路」であり「自分が生み出したアンドロイドを捨てたオタクの末路」であり、壮大なテーマが「痴話ゲンカ」でオチてますので疲れ切った世代の男性にはそんなに面白い話じゃないと思います。が、まあ、是非セットでお読み下さい☆
「銀色の恋人」タニス・リー
人間そっくりに作られたロボットに恋する少女が現われた……。少女とアンドロイドとのSFラブロマンス。
「ヴァーチャル・ガール」エイミー・トムスン
美少女マギーは天才アーノルドの理想の伴侶として作られたロボットだ。しかし、人工知能で動くロボットは見つかれば破壊されてしまう。2人は放浪の旅に出た……。純真なロボット少女の成長と冒険を描く、スリリングで心あたたまる物語。
「セレーネ・セイレーン」とみなが貴和
人間型ロボットであるドーンは、開発者の1人であるJ・Jに特別な感情を抱き始める……。近未来ファンタジー。
【恋愛】【アンドロイド】
どちらも「オタクな天才科学者によって生み出されたアンドロイドが、創造主と袂を分かって自らの道を歩み始める」という話なのですが、かたやハヤカワSF、かたやホワイトハート。同じようなストーリーでも主眼点が「電子回路に生まれた自我の自立」と「異種族間の実らない恋愛」にきっちり分かれているんですね。
ま、素材の料理法の違いに着目すると面白いですが、それぞれ単独で読むと「自分が生み出したアンドロイドにすら捨てられたオタクの末路」であり「自分が生み出したアンドロイドを捨てたオタクの末路」であり、壮大なテーマが「痴話ゲンカ」でオチてますので疲れ切った世代の男性にはそんなに面白い話じゃないと思います。が、まあ、是非セットでお読み下さい☆
「銀色の恋人」タニス・リー
人間そっくりに作られたロボットに恋する少女が現われた……。少女とアンドロイドとのSFラブロマンス。
「ヴァーチャル・ガール」エイミー・トムスン
美少女マギーは天才アーノルドの理想の伴侶として作られたロボットだ。しかし、人工知能で動くロボットは見つかれば破壊されてしまう。2人は放浪の旅に出た……。純真なロボット少女の成長と冒険を描く、スリリングで心あたたまる物語。
「セレーネ・セイレーン」とみなが貴和
人間型ロボットであるドーンは、開発者の1人であるJ・Jに特別な感情を抱き始める……。近未来ファンタジー。
【恋愛】【アンドロイド】