１月から始まったアニメが期待通りに出来が良くて嬉しいです。あとはどこまでやるか、どこまでクォリティを落とさずやれるかですね。「しかし、人間は間違える。どうしても間違いは起こる。その間違いを積み重ね、新たな間違いを起こさぬようルールを定め、少しでも間違いを少なくしてきた。人間の歴史とはすなわち間違いの歴史だ。そしてその歴史を教訓にして今がある。それでも間違いはなくならないがね」
財界の魔王と呼ばれたフォドゥーイの言葉。
人間側に強い影響力を持つ神言教と魔族が密かに手を組み、エルフを潰すために動き出した。味方ではないけれど、それを棚上げにして人間と魔族が協力して倒さねばならないのが、エルフの指導者ポティマス・ハァイフェナスなのだ。
ついにエルフの里が戦場になるが、転生者の中にはエルフ側で参戦する者もいた……。
遙かなる過去から続く、人間を安寧の鳥籠で保護しようとする龍と、手助けはするものの自立を促すはぐれ天使サリエル、そこから一歩離れてはぐれ龍となったギュリエディストディエスの対立を背景に、ポティマスが介入しての文明崩壊から、惑星再生の果てに白率いる蜘蛛軍団とエルフの秘密兵器ロボ軍隊が激突してエルフの里が滅びるまで。
「圧倒的ではないか！ 我が軍は！」
あいかわらず敵味方が二転三転し、話者もころころ入れ替わり、それに伴って時を超え名前を変え存在を変えていくので、じっくり考えながら読み進めないと諸勢力の関係がすぐに分からなくなります。まあ、諸悪の根源はポティマスなわけですが。
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