「きょうは、あんたは太陽を浴びて眠った、だからまた立ち上がれるだろう」遊牧民の少年マクスターンは、他の民と容貌が異なることからヒキガエルと罵られ、やがて村を出て放浪の旅に出ることになるが、その道連れは１匹の狼のみ。目的地はない。とりあえず自分と同じ人間、あるいは父親に会いたい、それが目的だ。
この１人と１匹は、過酷な砂漠の旅の果てにかつてこの世界に高度な文明をもたらした有翼種族アラース人の生き残りと出会うことになる……。
今回の主人公は、かつてマックスが山賊の要塞から助け出した娘の子供。つまり……という話。
そして、クワナール・シリーズは世界の秘密にまで到達して……というよりマクスターンが解脱して大団円を迎えます。
【異次元世界の狼】【クワナール・シリーズ３】【テッド・ホワイト】【南村喬之】【創元推理文庫】【有翼種族】【原形質生物】【共生生物】
