
カエデが真実だよとことわって本当のことを話しても信じてもらえない。信じてもらえなくてもかまわないけど。
森での暮らしに区切りをつけ人里に出てきたカエデは、道中で盗賊から助けた双子のミロとミラの世話をしながらロワーの街で冒険者生活を始める。だが、彼女が普通に使ったりやったりすることは、人間社会の常識では異常。不思議水とかの回復力はありえないし、フェンリルを従魔にするなどあるわけがない。
そんなカエデにギルドマスターは死の森の奥まで行ったのかと問うけれど、彼女は「行ってないですよ」と答える。行ったことはない。そこから来たのだ……。
マジックバッグがわりにもなるキノコの精霊を肩に乗せ、飄々と異世界を満喫するカエデの冒険譚。
イラストのイケオジが渋いよ。そうか、この人は少年少女より、渋いおっさんを描かせると筆が乗る人だったんだ……。
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