「われわれはあなたの軍勢の最初の隊です」
自分が誰かも分からない王子が白馬で駆ける。妖怪変化が跋扈する世界を旅する優柔不断な王子に付き従うのは、少し前まではライオンだったという白馬。どこから来て、どこに行くかも分からないけれど、めざす場所は「骨の城」。その地を守る竜を倒せば「世の秘密」が分かるらしいのだが、それすらも彼の冒険の序章に過ぎなかった……。
タニス・リーといえば、80年代女流ファンタジー作家の筆頭。周囲の女性SFファンはみんな彼女の作品が好きでした。
中山星香といえば、ハイ・ファンタジーマンガの開拓者。まだファンタジーといえばメルヘンか魔法少女の話と思われていた70年代から、指輪物語みたいなハイ・ファンタジーを描きたいとことある毎にアピールし続け、コメディからラブコメまでさまざまなアレンジでファンタジー作品を世に送り出した先駆者の1人(次に来るのは『クリスタルドラゴン』のあしべゆうほかな)。
そんな極上コンビで世に送り出されたのが『白馬の王子』。タニス・リーの作品としては軽め。カラー口絵・挿絵はありません。
【白馬の王子】【タニス・リー】【中山星香】【ハヤカワ文庫FT】【優柔不断でドジな王子が白馬をお供に繰り広げるドン・キホーテ的探索】
自分が誰かも分からない王子が白馬で駆ける。妖怪変化が跋扈する世界を旅する優柔不断な王子に付き従うのは、少し前まではライオンだったという白馬。どこから来て、どこに行くかも分からないけれど、めざす場所は「骨の城」。その地を守る竜を倒せば「世の秘密」が分かるらしいのだが、それすらも彼の冒険の序章に過ぎなかった……。
タニス・リーといえば、80年代女流ファンタジー作家の筆頭。周囲の女性SFファンはみんな彼女の作品が好きでした。
中山星香といえば、ハイ・ファンタジーマンガの開拓者。まだファンタジーといえばメルヘンか魔法少女の話と思われていた70年代から、指輪物語みたいなハイ・ファンタジーを描きたいとことある毎にアピールし続け、コメディからラブコメまでさまざまなアレンジでファンタジー作品を世に送り出した先駆者の1人(次に来るのは『クリスタルドラゴン』のあしべゆうほかな)。
そんな極上コンビで世に送り出されたのが『白馬の王子』。タニス・リーの作品としては軽め。カラー口絵・挿絵はありません。
【白馬の王子】【タニス・リー】【中山星香】【ハヤカワ文庫FT】【優柔不断でドジな王子が白馬をお供に繰り広げるドン・キホーテ的探索】