各国海軍が拡大し、国家間の軍縮条約でせめぎ合う1930年代、スカンジナビア半島のはずれに位置する小国、トルステイン公国は無尽蔵の石油を持ちながら戦艦建造のための技術と船渠を持たない。だから、トルステインが戦艦を建造する技術はあるが軍縮条約によって造れない日本と手を結ぶのは当然の成り行きだ。
しかし、トルステイン公国を親善訪問するためにノルウェー沖を北上していた帝国海軍の軽巡洋艦〈石狩〉を謎の巨大戦艦が撃沈してしまう。
その巨大戦艦こそ、日本がトルステイン公国のために建造した戦艦〈ビフレスト〉の姉妹艦にして、回航中に行方不明となった〈ヨツンヘイム〉だった……。
46サンチ砲を搭載した世界最強の戦艦〈ヨツンヘイム〉がさらに密かな改装を施され、無敵の原子力戦艦として列強海軍と渡り合って大暴れする仮想戦記……というか、ノリは昭和初期の軍事探偵小説。実は密かなクーデターによって傀儡政権が樹立され、軍事国家への道を歩み出していたトルステイン。亡国の公女インゲボルグ姫の運命やいかに!?みたいな話なのかも、視点次第では。
2016年にはミューノベルから新書として復刊されてます。
【北海の堕天使】【吉岡平】【安田忠幸】【吉田文則】【ソノラマ文庫】【軍艦小説】【原子力光線】
しかし、トルステイン公国を親善訪問するためにノルウェー沖を北上していた帝国海軍の軽巡洋艦〈石狩〉を謎の巨大戦艦が撃沈してしまう。
その巨大戦艦こそ、日本がトルステイン公国のために建造した戦艦〈ビフレスト〉の姉妹艦にして、回航中に行方不明となった〈ヨツンヘイム〉だった……。
46サンチ砲を搭載した世界最強の戦艦〈ヨツンヘイム〉がさらに密かな改装を施され、無敵の原子力戦艦として列強海軍と渡り合って大暴れする仮想戦記……というか、ノリは昭和初期の軍事探偵小説。実は密かなクーデターによって傀儡政権が樹立され、軍事国家への道を歩み出していたトルステイン。亡国の公女インゲボルグ姫の運命やいかに!?みたいな話なのかも、視点次第では。
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