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相模はそう言い切った。
宇宙は身近になりつつあった。
2045年、日本製の商業用ステーション「あんしん」のプレオープンに、未成年者宇宙体験キャンペーンとして地球から3人の少年少女が招かれた。迎えるメンバーは相模登矢と七瀬心葉、かつて月で生まれた15人の子供の最後の生き残りだ。
しかし、彼らが出会って間もなく、「あんしん」を大きな衝撃が襲った。ダウンするAI、停止する防御機能。子供たちは大人からの救助が望めないまま孤立してしまう……。
2022年1月劇場公開、Netflix配信のオリジナルSFアニメのノベライズ。「『電脳コイル』から15年--磯光光監督の新作」というキャッチコピーだけれど、「宇宙生まれの子供の生き残り」×「彗星回収計画」×「エクソダス」という要素で組み立てられています。監督が意識していたかどうかはともかく、ロートルSFファンとしては、アレを今語らせるとこういう切り口になるのね……という見方も出来て二度美味しいです。
「宇宙は本物の自然界だ。本物の自然界は、友だちなんかじゃない」
隙を見せれば殺しに来ると相模登矢。
【地球外少年少女 前編】【Extra-Terrestrial Boys & Girls】【地球外からの使者】【カミツキレイニー】【監督・脚本・原作:磯光雄】【吉田健一】【瀬口泉】【ガガガ文庫】【未来からは逃れられない。】【宇宙トイレ】【軌道エレベータ】【宇宙肉】【超音波デコピン】【突発性認知症】【SNS】
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