付け焼き刃の覚え書き

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「グレートウォール」 監督:チャン・イーモウ

2017-04-29 | 怪獣小説・怪獣映画
 人類史上最大の建造物と言われる万里の長城。約1700年かけて作られた巨大要塞と、そこに配属された10万の無影禁軍(Nameless Order)は、単なる辺境の蛮族への備えではなかった。
 黒色火薬の秘密を手に入れるべく、欧州から東方へと送り込まれた傭兵たち。その僅かな生き残りを謎の怪物が襲撃した。辛くも逃れた傭兵ウィリアムとトバールは長城にたどり着くが、そこで国境を守る禁軍の捕虜となる。
 黒色火薬は門外不出の軍事機密であり、なにより2000年前より60年に一度出現するという凶悪な怪物の群が接近していたのだ……。

 「スーパー要塞vsガラダマモンスター」という、壮大なスペクタクル怪獣映画。歴史映画でもないし、モンスターパニック映画でもないのです。確かに強大な敵が次から次に襲ってきますが、受けて立つのは装備十分でしっかりした訓練を積み重ねてきた精鋭軍団なのでパニックというのはありません。知恵を巡らせ、武勇を誇り、仲間を信じて戦い抜くのみ!という、知恵と力でぶつかり合う戦争映画。
 確かにマット・デイモン演じる傭兵ウィリアムは凄腕だけれど、やはり目を引くのは役名も与えられていない兵士たち。黒、赤、紫、青、黄とそれぞれの役割に応じて色もデザインも区別された戦士たちは、さながら戦隊ヒーローのごとく。でも、将軍だけでなく一般兵卒も色分けだから、どちらかといえばメガフォースかモンゴールの騎士団かな。

 公開と同時にメインキャラクターのフィギュアも販売されていて、これの出来が値段相応にすごく良いのだけれど、ラインナップがリン・メイ司令官、ワン軍師にペロ・トバールってなによ? いやトバールも悪くないけど、3人目がスペイン傭兵? なぜに? いきなり地味。

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