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概算要求基準(シーリング)

2008-07-17 09:08:34 | Weblog
概算要求基準(シーリング)の閣議決定の前に福田首相は額賀財務相と打ち合わせをした。
2008年骨太方針に沿い社会保障費の自然増を2200億円削減公共事業関係を
前年度当初予算比3%減を固持し歳出削減路線を継続する事を確認したと言う。
尚昨年と同様に財政再建と合わせ重点政策の遂行のため、シーリングの枠外で昨年
枠の6000億円以上の増額も検討する事にしたと云う。
毎年社会保障費の自然増分2200億円の削減を実施して来た訳で来年もこの路線
を維持していく考えだ。
高齢化や年金、医療費の増大で自然増加分を幾ら削減しても5千億から6千億円の増加が見込まれます。
そもそも毎年社会保障費自然増分2200億円の削減を言い出したのは、2006年小泉政権の2006年骨太方針で決定されたものです。
それによると、2011年までに黒字化するには、予測財政が16・5兆円が不足
するそのため14・3兆円を6年間で削減する必要がある。
そのためには1年間に少なくとも2200億円の削減が必要であると云う事で始まったものです。
ご存じの様な緊縮財政が日本経済発展の足かせになっている事は間違いないが、 
されど800兆円もの国家の借金を減らし如何に財政再建を図るかと言う事は私達国民に突きつけられた最大の課題です。
今後シーリングは閣議決定され8月までに各省庁の概算要求が出揃います。
予測では08年当初予算47兆3千億円を上回る概算要求が為されるだろうと云う
限られた財源で、財政再建を図りながら、重点施策を強力に行うと言う相矛楯した
要求をどう盛り込むか、12月まで長い各省庁との予算折衝が待つて居ます。
我々の生活に直接関連して来る事柄です。注意して見守る事にしましょう。