日々好日

さて今日のニュースは

日本抜きのG20?

2010-06-05 06:47:49 | Weblog
世界経済は今や中国インド等新興国を中心に廻っています。
経済発展の足を引っ張ているのは日本や欧米ではないかとさえ言われるまでになった。

特に日本は国内政治の不安定で完全に世界の國から黙殺され様としています。

その一番言い例が今韓国で開催されて居ますG20財務相・中央銀行総裁会議です。

現在日本ではそれ処ではなく次期首相次期財務相選出で大騒動です。
一応旧財務副大臣が白川日銀総裁と出席はして居るが是は数合わせと言えるもので、とても
世界経済第2の大国が取るべき事ではない。

世界も日本がGDP2位である事は忘れたかの如く日本抜きの金融政策を決定しようとして
います。

しかし2008年から僅か2年間で次々とネコの目の如く財務相が変わり、おまけに政権
交代まであると信用せよと言うのがどだい無理な話です。

政策が次々と変わる國には誰も頼らないし言う事も信用しないのは当然と言えば当然です。

ましてやその様な國が世界をリードしよう何ていっても誰も賛同せず軽蔑されるだけです。

いまや欧州はギリシャ財政破綻に端を発した金融危機対策で右往左往しています。
そしてハンガリーも又何かアヤシクなつて来ました。

そもそもギリシア財政破綻は長年の公務員等増員し役人天国を作りバラマキの散漫財政の
つけが破綻の原因と言われ何処ぞの國と全く同じ話しの様で人ごととは思えません。

破綻額は30兆~40兆円位の国家財政としては少ない方です。
東京都の年間予算額は大体62兆円位ですので大凡の見当がつきます。

ギリシャの財政破綻救済にEUとIMFがギリシャ国に財政節減等の厳しい条件と引き替え
に7500億ユーロの支援を申し出ました。

これに対しギリシア国はしぶしぶ呑みましたがこれに不服の国民が怒り出して暴動が勃発
しました。

またギリシアに連動しポルトガルやスペインもおかしくなり出してこれについてもEU等が
検討を始めた矢先に今度は各国金融機関に信用不安が広がり米国の二の舞いの様相が出て
来ました。

是は投機筋が投機の対象に又市場を動かして居るのではと言う懸念が出てきました。

サミット等でも金融規制法案の設定が討議されて居るが各国とも賛否両論に分かれ未だ
設定されて居ません。

先般ドイツが国債の空売り禁止法案を成立させたが各国金融界からはブーイングを喰いました。

ヘッジフアンド等に自由に市場を食い荒らさせて良いかの問題と、経済は規制すれば活動
低下を招くと言う説両論ともそれぞれ言い分があって結論は出てません。

今回は欧州財政危機克服を最優先課題に混乱収束のため各国が協調する事を申し合わせる
ものと思われますがこの金融危機再発防止策の金融規制改革も話題に上るものと思われます。

また世界経済同時不況もどうやら将来が見え始め各国とも出口戦略を模索し始めました。
この事についても話し合いがあるものと思われます。

今回の会議に我が国は経済のリーダー財務大臣の出席がなくこれに参加出来なかった事は
益々日本の陰の薄さを印象づけた事になり誠に残念です。

世界経済は今や中国が牽引力となって動いて居る感が有ります。
現在行われて居る上海万博で景気は余計加熱気味です。

今一番懸念されて居るのは上海万博後にバブルがはじけないかと言う事です。
既に不動産分野ではその徴候が見えて来たとも言われますが、何せ人口13億人の巨大市場
日本の様に一夜にしてバブルがはじける事もあるまいがしかし心配な事です。

日本経済は益々中国に依存度を増して来て居ます。
今後どの様に日本経済の舵取りを行うのか、新しい菅内閣に科せられた大きな宿題の一つ
になりそうです。