日々好日

さて今日のニュースは

菅政権いよいよ組閣

2010-06-08 07:09:23 | Weblog
昨日民主党は両院議員総会で菅政権の新執行部体制を了承した。

特色は「脱小沢」と「挙党態勢確立」である。

小沢体制の幹事長室権限の集中化打破。全員参加の政治で政調会の復活。新しい参院選対策
見直し等が盛り込まれた新執行体制と言えます。

枝野幹事長。玄葉政調会長。樽床國対委員長。安住選対委員長がその象徴である。

そして挙党態勢として輿石参院会長留任と小沢グループの細野幹事長代理を起用して、
広報委員長に山岡元国対委員長を起用した処は、大変藝が細かいと言えるかも。

そして今日組閣に入る訳ですが早々に全閣僚内定と言う手際の良さです。

もっとも岡田外相ほか11名再任と言う「居抜き人事」と言われるが現在の状況ではヤムを
得ない選択かも知れません。

最後まで宮崎の口蹄疫問題で引責辞任した赤松農水大臣の後釜が仲々決まらなかったが、 
やっと山田農水副大臣の昇格で全員内定し、後は発表、信任を受け菅内閣発足となります。

今度の新内閣の目玉はなんと言っても蓮ほう行政刷新会議担当相でしょう。

確実に階段を登っている仙谷官房長官起用。

そして菅グループからただ一人、荒井国家戦略室担当相起用です。

また党執行部政調会長で、閣僚の玄葉公務員制度改革・少子化大臣も珍しいのではないか。

そして政策調査会の復活は議員総参画で誠に結構な事ですが、政策一元化の問題では
党が内閣の政策を否決したり、その反対も出て来て政策決定に支障が起きる可能性が
増えた事にもなります。

ただ政策の暴走防止には大いに効果があると思われます。

早速財政再建を強調し消費税問題に踏み込む人も出てきて、参院選前で早くも波乱含みの
展開です。

この様な人事には必ず批判する人が居るものです。

枝野幹事長には党内から異論も出たが菅代表が強引に決定した経緯があります。
余りにも今までの反小沢が激しかったとも言えるのではないか。

又仙谷官房長官についても早くも異論が出て来て居るとか。
外面(そとずら)は良いがどうも信用出来ないとの声が結構あるらしい。

しかしなんと言っても脱小沢を打ち出すなら、小沢氏の国会喚問にどう答えるかと言うのが
一番の問題ではないか。

小沢氏を予算委員会に呼ぶか?
それとも非公開の政治倫理審査会に呼ぶか?
その時に偽証罪が適用される証人喚問にするか?
それとも偽証罪に問われない参考人招致ですませるか?

全然無視する選択もあります。
菅内閣の試金石となる可能性が高い。

菅新内閣に対し世間は今後どの様な政策を打ち出すのか注目し期待と不安を抱き今日
発足する菅内閣を国民は見守って居ます。