日々好日

さて今日のニュースは

菅内閣と国会延期問題

2010-06-10 07:30:00 | Weblog
前途多難な船出をした菅内閣まずは無難に閣僚の引継も終わり、副大臣会議で一体感を、
盛り上げて居ます。

しかしどうしても呉越同舟の感があって今ひとつしっくり行かない気がしてなりません。
それだけ小沢氏の陰が濃く、「脱小沢」と「挙党一致」の狭間で揺れて居る様です。

菅内閣が早急に決めなければならない事は、国会会期延長するかしないかです。

早速日程では16日国会閉会となって居るが、11日首相所信表明が予定され開けて来週
14日15日各党代表者質問となると16日1日だけの審議で17日閉会もあり得るとの
見方もあると言う。

是に対し野党側は予算委員会開催しゆっくり政治とカネの問題で小沢氏国会喚問を行い、
追求したい方針の様です。

一方民主党は特に参院選で戦う参院側は、クリーンな菅政権交代人気のうち早期に選挙に
持って行きたいため会期の延長等とんでもないと言うのが本音でしょう。

民主党執行部は早く参院選突入には賛成ですが、予算委員会開催なし国会審議なしの閉会
では、世論に叩かれて結果的に参院選に不利と言う説もあるし、また厄介な事に国民新党
と郵政改革法案今国会成立を約束した手前是を破棄するには今後の国民新党との連立に禍根
を残す事になると言う意見もあって今検討中との事です。

特に国民新党の幹事長は強気で、もし郵政改革法法案が今国会に成立しなければ連立離脱も
あり得ると民主党を脅しにかかりました。

実際は山千海千の亀井国民新党代表の事、法案成立を先延ばしにした方が党益に叶うと見て
必ずしも連立離脱するか不透明な点があると見る向きもあるとか。

政治家は先の益の事を考えて動くと言われ我々の常識では到底考えられない事が起きうる事
が日常茶飯事に有ります。

現在各党の国対委員長が会期延長について話し合いを行って居るが仲々結論を出すのは困難
な様です。

国会の会期延長無しで菅総理が判断すれば充分にそれはあり得る事です。

或いは何処まで延長するか?

それが予想通り2週間か、それとも数日間の延長に応じるか?

其れが政治的判断と言うものかも知れません。