日々好日

さて今日のニュースは

民主党政策調査会始動?

2010-06-14 07:55:49 | Weblog
菅政権誕生と共に復活が決定した民主党政策調査会の骨格作りが出来上がり一部は参院選前
に始動が検討されて居ると言う事が判明しました。

そもそも民主党政策調査会はこれまで民主党議員が議員立法に関係出来る唯一の機関でした。

処が政権交代後、民主党は「政策一元化」と言う名の許に是を廃止して党の幹事長室に集中してしまいました。

これは自民党政権時代に族議員や有名議員等により政策がねじ曲げられる弊害を防止する為
全ての要望や陳情は幹事長室に集中させて、選択して政府に挙げると言う小沢体制方式で
一般議員は完全に議員立法とか政策にタッチ出来なくなってしまいました。

これに対しては功罪相半すると言う処でどちらが良いとも言えない点もあります。

この復活に対しては、生方民主党副幹事長が造反し大問題になった事はまだ先だっての話し
です。

今回政調会長に就任した玄葉会長が政調会復活の急先鋒であった事は周知の事実です。

今回の民主党政策調査会は政策部門毎に「部門会議」を設置する。
複数の省庁が関与する政策にはプロゼクトチームを作る。
中長期的な政策課題を討議する調査会を作る。

この様な構想の許に一部政策調査会が稼働開始に取りかかる事を検討して居ると言う。

民主党政権がこの8ケ月に実施した政策の甘さは充分に党内とか政府間で討議されて
なかった事が挙げられますが、今回この党の政調会で充分練られた構想のもと立案する
方向に向かうものと思われます。

ただし一般議員が所属する部門会議には政府法案に対する事前承認や決定権を与えない
方針ですので、自民党時代の事前審査と異なり一種のガス抜きと言われそうです。

ただこの政調会幹部は政府の専門会議にも役員として出席し各府省の副大臣等との討議が
出来るので党の意向を反映可能となります。

なおこの部門会議の下に「ワーキングチーム」を作り新人議員が中心になって議員立法に
積極的に関与させると言う誠に結構な方針です。

プロゼクトチームは複数の部門会議が合同で対処する事とします。

中長期的政策調査会にはベテラン議員を充て憲法や税制。社会保障等を討議し、部門会議や
プロゼクトチームより高い位置に置く事としました。

自民党政権時代に廃止された憲法調査会も復活しいよいよ始動する事になりそうです。