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G8首脳国サミットとG20地域サミット

2010-06-28 09:52:21 | Weblog
カナダのムスコカで首脳国G8サミットに引き続きトロントで日欧米と新興国の20ケ国 
地域サミットが開かれ日本からは菅総理等が出席しています。

今や首脳国G8では世界問題は解決出来ないもう役目を終えたのではと言われますが、まだ
重要課題討議は矢張り先進国8ケ国抜きでは進まない様です。

特にカネや世界平和に関する事項に関してはリーダー格の國の間の打ち合わせは必要事項と
言えます。

先に開かれた首脳国サミットでは、韓国哨戒艦沈没問題や北朝鮮問題。イラン核問題。
アフガン問題。ガザ支援問題等が討議された。
世界経済については回復しつつあるが依然脆弱であると言う認識で一致を見た。
日本から初参加の菅総理はオバマ米国大統領と非公式会談等で日米間同盟の修復について
話しあった模様です。

トロントに舞台を移し新興国を交えたG20地域サミットが引き続き行われて居ます。

いまG20の構成国は世界経済を牽引する新興国と未だ金融危機から脱却が図れず財政出動
で苦悩する先進国と完全に二分化されて居ます。

今回は世界経済は好転しつつ有るも弱く各国とも財政再建に向け慎重に対応すべきでは
ないかと討議するとの事。

それについて日本は不名誉な扱いを受けさせた様で、情けない事です。

その為先進国と新興国。貿易赤字国と貿易黒字国毎にそれぞれが持続的成長可能な政策や
解決策を協議すると言う。

二日目からは金融機関の破綻コストを業界に負担させる「銀行税」の規制強化やIMF等
国際金融機関の改革について話し合われる模様です。

またサミット直前に行われた中国の人民元の切り上げ宣言についても、中国の為替について
更なる取り組みを求める模様です。

世界経済を牽引する中国が今尚変動制を拒否するのは余りにもアンフエアに思われます。
まあ事はそう単純なものではないが、考慮する姿勢に変わりつつある徴候は良い事です。

今や経済の立て直しは一国で済む時代でなく、世界の国々が協力しあって初めて出来る事
になりつつあります。

特に経済復興を中国やアジアに大きく依存しようとする日本にとっては切実な問題となって
来ています。

そう言う意味からも今回のG8首脳国サミットやG20地域サミットに掛ける期待は大きな
ものがあると言えます。