日々好日

さて今日のニュースは

政治は選挙のためにあるのか?

2010-06-17 08:27:35 | Weblog
民主政権初の通常国会は何もかも異常ずくめで昨日閉会しいよいよ参議院選に突入しました。

菅内閣成立後所信表明と各党代表質問だけで予算委員会すら開かれなかった事。

信任後9日目で不信任案決議案が出された事。これは勿論与党の多数決で否決されたが・・

参議院本会議は与党の要望を野党が受け入れなかったから開催出来なかったと説明されて
居るが、実は参院本会議では人数の関係で決議が通る事を恐れて回避したとの噂さえ在り
ます。

当初、民主政権初の通常国会としては2010年度予算案早期成立等上々の滑り出しに見えましたが、
途中政治とカネの問題や普天間基地問題で紛糾し国会は空転とうとう鳩山政権は行き詰まり、
菅政権と交代しました。

その間審議された法案は60余法案で成立した法案は55・6%と言う戦後最低のものでした。

地球温暖化対策法案や郵政改革改正法案公務員法改正法案等は参議院に送付されたままで
審議未了廃案となって居ます。

政治主導確立法案や地域主権改革法案。労働派遣法改正法案等の重要法案は一応衆院で、
継続審議になって残って居ます。

民主党政権は今国会で国民のためになる「こども手当」や「高校授業料無償化」等の法案
を成立させ大変成果を挙げたと力説して居ます。

しかしこれらの法案は選挙目当てのバラマキの為ではないかと言う一部からの批判がある
事も事実です。

重要法案を審議未了若しくは廃案と言う禍根を残して今国会は終わりました。

一部にはクリーンな菅内閣と言う事で人気回復した今出来るだけ早く参院選に入り良い結果を
得ようと国会の閉会を急いだのではと言う憶測さえ出てきました。

本来選挙は政治を行う為の手段である筈が、今回の様に選挙の為の政治ではと言われる事は
非常に残念です。

国会を開催するには1日当たり3億5000万円と言う税金が使われます。
今国会は150日でしたので約525億円と言う税金が消えた事になります。

これに引き合う成果が国民のために成されたか?

恐らく国民の大半は「ノウー」と回答するに違いありません。

もっと与党と言わず野党ももっとしっかりして貰わなくては、政治不信は益々募るだけです。

少なくとも選挙のための党利党略の政治は即刻止めて欲しいものです。