日々好日

さて今日のニュースは

来年度概算要求なんと96兆円?

2010-09-01 07:51:12 | Weblog
民主党代表者選の茶番劇もやっと幕になり菅氏と小沢氏の直接対決となった様で今日告示
されそれぞれ2週間の選挙戦後新しいリーダーが決まる手はずの様です。

今回の騒動の原因の大半は鳩山氏にあった様です。
一人でかき回しあわよくば自分も復権しようと言う目論見は見事にハズレて物笑いになって
しまった様です。

それは其れとして、一刻も断絶出来ないのが国政です。
政府は昨日各省庁の概算要求額を発表しました。

何と是が96兆円と言う史上最大の概算要求額になったのは驚きです。

政府は概算要求に当たり各省庁に10%削減を指示し、国債元利払いを除く歳費を71億円
に抑え財政健全化を図ろうとしました。

ただ成長戦略や政権公約実施のために特別枠として1兆円を準備しました。

この特別枠目当てに各省庁がなりふり構わず殺到しとうとう3兆円余りに膨れ上がって
しまいとうとう概算要求総額は96兆円となってしまいました。

概算要求段階で実に4兆円余りの増加でこれでは財政の健全化に努めると言う、約束が
破棄されてしまいます。

折角行政刷新会議が大なたを振るい予算のムダを仕分けし改善方を各省庁に指示した事が
全然生かされてないのではとの疑問さえ生まれて来ます。

今回各省庁が特別枠として要求した目立ったものでは次のものが有ります。

文科省の学校35人学級編成に伴う予算2247億円。
国交省の住宅エコポント延長の予算3300億円余り。
防衛省の在日米軍に対する思いやり予算1859億円。
農水省の農業戸別所得補償試行は漁業部門にも拡充し9700億円の予算要求。等々です。

政府はこの特別枠を公開のコンテストで決めると言う全く思い切った方法を採用していますが、
それは無茶と言うもので、この案には反対です。

国民目線とは何かを良く考えてやって欲しいものです。

2010年度当初予算が92兆円2992億円でした。

是に対し税収は37兆3960億円。国債発行高44兆3030億円。埋蔵金等特会からの
剰余金等かきあつめた税外収入10兆6002億円でどうにか辻褄を合わせました。

円高株安で経済状況は一向に好転せず来年度の税収はなお厳しいとの悲観的観測さえ出て来ました。

埋蔵金等は既に底をつ行政刷新会議が予定している特別会計の業務仕分けで如何ほどの成果
が得られるか判らないがそう多くは望めない状況の様です。

消費税引き上げに封印してしまった現在何処から財源をひねり出すのか?
其れは言わずと知れた赤字国債発行となる様です。

是では国債発行を44兆円内に抑えると言う口約束は吹っ飛んでしまいます。

みんなの党は消費税引き上げ無しで財源を生み出す妙手が有るとバカみたいな事を言って
居るが無責任発言は慎んで貰いここらで真剣に消費税についての議論を行うべきではないか

但し消費税反対の立場の小沢氏がもし新しいリーダーになったら一体日本はどうなるのか
少し心配になってきました。