日々好日

さて今日のニュースは

何時まで続く円高?

2010-09-15 09:18:51 | Weblog
14日の東京外国為替市場の円相場は一時1ドル83円9銭と言う15年振りの高値を
記録しました。

勿論民主党菅代表再選を受けての円買いと思われるが何故?と言う疑問が残ります。

15年前の平成7年は天上から地獄に堕ちた年とも言われる大変な年でした。
淡路神戸大震災が起き、東京ではオーム教に地下鉄サリン事件が発生した年でした。

この年まで日本の経常黒字は世界でもダントツで、日本の一人勝ちと散々非難されて、
時の米国大統領が日米首脳会談の折「貿易不均衡是正には円高が有効」と言う飛んでみない
発言が飛び出して一気に円高が進み一時は1ドル79円75銭と言う信じられない様な
高値を記録しました。

この円高に対し日本の大手企業は生産拠点を海外シフトに切り替え出しました。
今日の日本企業海外移転の先鞭となった年でもあります。

その後日本は史上最高の赤字倒産が増加したりしじり貧状態に陥ったのは周知の通りです。

円高円高と大変悪者扱いにされますが、反面我々国民とっては絶好のチャンスでも有る事
です。

確かに製造業とか輸出に頼る企業にとっては不利な面もあるがそれだけ円の価値があるので
儲けも多いと言う事になります。

言って見れば競争者の居ない独創的商品を開発し売ればそれだけ利潤は多い事となります。
事実世界に一つと言われる製品を製造販売して居る会社は円高様々である。

それにしても円高は止まる処を知らない高値ですね。
東京市場に続きロンドン市場では一時1ドル83円7銭と言う高値を記録しています。

なすすべのない円高対策。

さて菅総理は一体どういう有効な手立てを打つ積もりなんだろうか?

「その内円高は納まるさ」等悠長な考えであれば飛んでもない思い違いだと思います。
水は低きに流れ、弱い者は潰されるは世の定めです。

円高傾向に歯止めの出来る経済政策を打ち出される事を願って止みません。