日々好日

さて今日のニュースは

全国の待機児童は約4万人?

2010-09-07 10:22:04 | Weblog
世間はデフレ傾向が強まりいよいよカネ詰りで緊迫化して来て居ます。

育児に専念したいママさん達も何とか外に出て家計の足しにしょうとするが、預ける
保育所が足りないとか、仕事を続けたいが預かって呉れる保育施設は満杯でどうにも
ならず退職せざるを得ない、保育施設がないので出産は見合わせると言ったママさん
達の不満は募るばかりです。

現在國はこういった要望に答える様に保育所定員は215万8000人に増やし対応して
居ます。

だが都会に集中とか各地の格差等で要望に応えて居るとは言い難い状況です。

ある所は定員不足で余裕があったり、また極端な待機児童が集中する区域があったりで
アンバランス状態です。

保育園に入所順番待ちの児童を待機児童と呼びます。
全国で待機児童は2万6000名を超えた事が判明しました。

この待機児童数はあくまで國の認可保育園を対象とした数です。
東京都が独自で行う認証保育園や無届け保育所等は数に入りません。
是を計数すると全国の待機児童数は4万人を越える計算になります。

認可保育所は児童福祉法に基づく児童施設の事で國が定める設置基準をクリアして、
各都道府県知事が認可した保育園です。

園児は20名以上保育士も基準通り採用し園児一人当たり基準面積は3・3平方メートル
以上。保育時間は11時間内。保育料は全国基準で各区市町村等が徴集します。

是に対し東京都は0歳児等救済のため独自の都の基準を設け認証保育所を開設しています。

現在駅前に基本的に設置する認証保育所A型と、小規模・家庭的認証保育所B型がある。

A型認証保育所は定員20~120名まで。0歳から2歳までが半分以上である事となって
居ます。

B型認証保育所は定員6~29名まで。殆どが0歳から2歳までを対象とする事。

園児一人当たり面積は2・5平方メートルに緩和されています。
保育料は各保育所の裁量に委されて居るが上限は決められて居ます。
13時間以上の保育が義務づけられ、また認証保育所は保護者に業務内容等の説明等が
義務づけられて居ます。

是は今の処東京都だけですが、國は地方主権に移行の方針で國の「義務ずけ」の緩和で
各都道府県が独自の裁量で保育所等の設置基準緩和に努めて居るが、官僚の抵抗にあって
仲々順調とは言い難い状況です。

もっともこれは桁が外れ各府県が思い思いにやったら収拾がつかなくなる恐れも有ります。

問題化して居る無認可保育所の様な酷い施設を作り出しかねない事が懸念されます。

是は大変難しい問題でどちらが良いとは言えないかも知れません。

しかし待機児童の解消は、日本経済にとっても日本の将来に取っても由々しき問題なので
早期解決が望まれます。

新耐性菌が日本に上陸?

2010-09-07 07:51:08 | Weblog
先般人工呼吸器等の装置やトイレから院内感染して騒がれて居る「多剤耐性緑膿菌」で
死亡事故が起きたばかりと言うのに今度は「新耐性菌」の日本上陸が確認されたと言う。

この菌は多くの抗生物質に耐性を持つ[NDM1」と言う遺伝子を持つ菌で大腸菌や
肺炎桿菌等腸内細菌に、この遺伝子の拡大が懸念されるらしい。

この菌に感染すると他の腸内細菌のサルモネラや赤痢菌にうつり薬が効かなくなったり、
尿路感染や肺炎で死亡と言う可能性も出てきました。

NDM1の遺伝子を持つ菌の発生源はインド・パキスタンと言われ、昨年インドから
帰国した50歳代男性が発病し入院し隔離されました。

血液検査で多剤耐性の大腸菌が検出されたが当時耐性遺伝子は日本に存在してないので、
原因不明とされて居ました。

欧州で患者が増加して、ベルギーでは死亡事例が確認されるとWHOは各国に喚起を呼び
掛けました。

日本で今年8月保存培養していた菌を検査した処「NDM1」が確認され今回の公表に
なりました。

人類と細菌との戦いは終わり無き戦いと言われて居ます。
強力な抗生物質を開発すると、まるで嘲笑うが如く其れが全く効かない耐性菌が確認され
ます。
そして人類と細菌の終末なきマッチレースが開始されます。

一方で抗菌薬の使い過ぎが指摘されますが、逆に抗菌薬の中途半端な使い方が耐性菌を
生み出して居ると言う説も有ります。

良い意味でも、悪い意味でも世界の最先端を走る日本は流行に後れる事がなく、直ぐ何でも
発生するきらいが見受けられます。

今回の「NDM1」の日本上陸は前の新インフルエンザ騒動の二の舞にならない様に万全の
備えをして頂きたい。