日々好日

さて今日のニュースは

民主党代表者選菅代表圧勝

2010-09-14 18:35:22 | Weblog
注目の民主党代表者選は菅代表が230票差で選出されました。

小沢氏と菅氏との獲得数は下記の通りです。

党員サポータ票300ポイントは菅氏249ポイント83%。小沢氏51ポイント17%。
地方議員票100ポイントは菅氏60ポイント。小沢氏40ポイントでした。
両議員票812ポイントは菅氏412ポイント。小沢氏400ポイントでした。

総計で菅氏721ポイント59%。小沢氏491ポイント40%で230ポイントの差が
あったが殆ど拮抗と見るのが妥当な見方でしょう。

あれだけ国会議員では絶対優勢と言われて居たが、世論の流れや3ケ月で総理大臣の交代
は望ましくないと消極的選択がこの結果になった様です。

一番の敗因は政治とカネ問題で説明がなされて居なかったと言う点が挙げられるのでは
ないでしょうか?

幾ら上手い事言っても信用されなければ何にもなりません。

さてこれからの菅総理は大変でしょう。

小沢氏の占める力の大きさをまざまざと見せつけた代表者選でした。
今後は一兵卒となって民主党を支える決意だとの述べているが小沢氏を支持した人達が
黙っては居ないでしょう。

これから党人事や内閣人事で、あれよこせこれよこせ。誰それを辞めさせよ無理難題を
ぶっけて来る事は明らかです。

また今回の国会議員の囲い込みは相当峻烈を極めたらしく何でもポストを餌に一本釣りも
行われたとか行われなかったとか生臭い噂話しも流れて居るとか。

一応菅総理は党人事も内閣改造も白紙状態と言って居るが、今の状態では小沢氏や鳩山氏の
協力無くしては何も出来ないのが真実ではないでしょうか。

前原国交相や岡田。野田グループと共にこれに立ち迎えるか少々心許ない感じです。

そうなると仙谷官房長官や枝野幹事長の処遇が大きな争点になりそうです。

両者とも口では分党しないと言って居るが小沢側には相当強固な人達が居て、要求が貫徹
出来ないと分党やむなしとの考えがあるやに聞く。

自民党等野党にとってはタナボタ寸前で喜ぶべき事でしょう。

どうもこのままでは民主党は行き詰まると予測する人も居るとか。

その様な事の無い様に民主党員が一致協力してこの国難を切り抜けて欲しいものです。

銀行自己資本規制7%に

2010-09-14 09:15:47 | Weblog
昨年来の世界金融危機再来を危惧し国際業務を展開する銀行の健全化のためにバーゼル
銀行監督委員会が銀行の中核的自己資本比率」を実質7%と決めました。

バーゼル銀行監督委員会は主要国の金融監督当局で構成される権威ある機関です。

自己資本比率とは貸し倒れの恐れの有る資産に対し自己資本がどれだけ有るかを示す
指標であります。

今回合意した新しい規制は「バーゼル3」と呼ばれる事となった。

内部留保や普通株等主体の中核的自己資本の比率を実質7%とするため2013年から
段階的に導入し2019年から全面適用とする事となった。

是までの各国の課程は決して安易なものでは無かった様です。

リーマンショク等で手痛い損害を被った米英は中核的自己資本を9%にせよと規制強化を
打ち出しました。

是に対し、日本は規制強化は金融機関の貸し渋りを招きかねないので、6%程度と言う立場でした。

規制強化急先鋒のドイツも自国や欧州金融の不況から一転規制強化に反対の立場になった。

結局米英と日独の間をとって日本寄りの7%と決定されたと言われる。

具体的には現行の2%を2013年から段階的に2015年までに4・5%に上げる。
是を下回ると早期是正措置等各国とも行政処分の対象とする。

更に多額の損失発生に備えて2016年から段階的に2019年までに2・5%を上乗せ
する。
上乗せ出来ないと配当や報酬に制限を加えるとの事で、事実上強制適用となる。

日本の大手金融機関でも大体達成目安が立った銀行と、更なる努力が必要な銀行がある
との事でした。

日本の金融機関は底が浅いと言われるが、この際しシッカリした基盤造りを目指して
欲しいものです。