日々好日

さて今日のニュースは

脱小沢の菅改造内閣

2010-09-18 07:36:18 | Weblog
岡田幹事長決定、党役員決定直ちに内閣組閣に動き菅改造内閣は昨夜皇居で認証式を終え
正式に発足した。

見事なまで「脱小沢」を断行し小沢グループからは一人の入閣者も居なかったとは驚き
です。

勿論小沢氏を支持し投票した海江田氏や大畠議員や高木議員等鳩山グループや旧民社系
議員が居るには居るが此処までやるかと徹底した自前の菅内閣が出来上がった様です。

ただ心配なのは是だけ強腰で200名の小沢派を敵に回しこれから予算案や重要法案の
審議が控えて居る国会運営が出来るかと言う事です。

確かに下手な妥協をして元も子も無くす愚は避けたい事は判るが此処まで行くと成算有って
の事だと思いますが感心しました。

確かに小沢グループは若手が多くキャリアが浅いので、政務官や副大臣に登用し経験を
積ませたいとの親心があっての事だとも言われ満更意地悪ではなさそうです。

今回の改造内閣の目玉は何と言っても地方主権を実現したい民主党としては民間から元鳥取
県知事の片山氏を総務大臣に据えた事でしょう。

其れと普天間基地問題で大きな山場になる沖縄知事選を控え前原外務大臣の横滑り人事も
挙げられます。

外務大臣は緊迫してきた尖閣諸島や大陸棚問題の日中外交やオバマ訪日を控え日米同盟の
確認等重要かつ緊急課題が待ち受けて居ます。

菅総理が言明する経済対策と雇用の問題をどうするか?
財政健全化と補正予算の関係等も待ち受けて居ます。

積極的な財政出動を主張する海江田経済財政大臣が、財政健全化を主張する野田財務相と
どの様に折り合いをつけるかも注目されます。

早速補正予算は9150億円の予備費等を当てる事を閣議決定していたが、急激な円高株安
で世論の要請に押され政府は数兆円の補正予算編成に踏み切った様です。

急場凌ぎで、なんとか乗り切ろうと方向転換したのだろうか?

何れにしても大変な事態になって居る様で一刻の猶予も許されない状況です。

話しは変わるが、今回の改造で意外に思えた事はあれだけ時の寵児として持て囃された
「ミスター年金」が職務に忙殺されて「ミスター検討中大臣」と呼び名が変わり余り   
ぱっとしなくなった長妻元厚労大臣ですが、総務補佐官になった事です。

新しく厚労相になった細川大臣は労働担当の副大臣からの昇格となった様です。
今後雇用問題で力を発揮して貰いたいものです。

その他には蓮ほう行政刷新大臣は健在で公務員制度改革担当も仰せつかり益々力を振るって
欲しいものです。

是だけ不退転の構えで船出した新改造内閣ですから、弱音を吐かないで前に進んで貰いたい
ものです。

兎に角外国から日本の政治はメリーゴーランドの様で次々と代わり落ち着かないと揶揄されて居ると言う。

何としてもこの悪弊だけは絶ち切りたいものです。