日々好日

さて今日のニュースは

民主党は挙党態勢が可能か?

2010-09-16 08:17:16 | Weblog
峻烈を極めた民主党代表者選は辛くも菅代表に軍配が上がり今後は党運営の鍵を握る、
幹事長を初め党人事と内閣組閣若しくは改造に着手するとの事です。

代表選を終われば「ノーサイト」で禍根を後に残さないと両派とも明言して居る様ですが、
そうならならないのが人間の業(さが)と言うものです。

代表選後の党運営等話し合う為の小沢菅総理との会談はたった9分足らずで終わりました。

是は何を語るものか想像の域を出ませんが、不敗神話が破れた小沢氏にとっては悔しさが
あるのではと思われてなりません。

其れを象徴する様な事件が報道関係者の目に止まったとの事です。

小沢派は新人議員等を呼び、ご苦労さんの慰労会を催したが、通りかかった菅支持と
思われる新人議員に対し、小沢支持の若手中堅議員が「覚えておれ」とか「この事は何時
までも決して忘れないから」と脅しの様な暴言を吐いたとの事です。

小沢派の無念さが判る気がしますが、これでは今後の民主党の将来が危ぶまれます。

早速党役員人事で菅代表は苦心して居るとの事です。

一時は仙谷官房長官と枝野幹事長の首を差し出せば代表選には出ないとまで脅された
経緯がある両役職です。

菅代表としてはどうしても仙谷官房長官は更新出来ず、枝野幹事長に泣いて貰う事で決着を
つけたいとの意向らしい。

後は挙党態勢を受け入れ、小沢派の海江田議員とか輿石参院議員を当て、本丸開け渡しで
完全降伏する方法。、

中間派の中川文科相か鹿野民社系議員を当てる方法。

それとも前原国交相か岡田外相等をあて脱小沢路線を固持する方法が検討されて居るとか。

現在前原国交相も岡田外相も現職に拘りやる気は全く無いみたいとか。

大いに迷う処ですが中をとって中川文科相か鹿野議員の幹事長説が有力との事です。

この幹事長役は党運営の要で是を握るか諦めるかで代表者の権力に大いに関わる事です。

出来れば脱小沢で固めたい処ですがそうも出来ずさればと言って完全降伏では政権運営が
持ちません。

また玄葉政調会長等はそのままとの説が有力らしい。

小沢氏は一兵卒となって一切の役職は拒否し裏で工作すると言う不気味さをちらつかせて
居ます。

この二三日で大勢は決まるものと思われますが波乱含みの状況である事には間違い無い、
様です。

何れにしてもコップの中の嵐は早くおさめて全力を挙げて国政に向かって欲しいものです。

円高とうとう市場介入

2010-09-16 07:44:50 | Weblog
先の見えない円高傾向一時はとうとう1ドル82円を記録しなすすべもない状況でした。

処が市場介入しても日本一国ではどうにもならないと躊躇して居た政府日銀でしたが、
今回意表を突いたグッドタイミングで市場介入を断行した。

市場は一斉に円売りが殺到し忽ち85円半ばまで下落しました。
政府日銀の介入額はロンドンNY市場で1日2兆円規模の巨額な介入額です。

これに対し対ユーロも106円台が111円台にまで下落し今回の市場介入は見事に成功
と見るべきでしょう。

しかし金融筋ではまだ円高傾向は進んで居て根本的解決ではないとの意見である。

米国の輸出拡大政策は当然円高是認の方向で改まった訳ではありません。

一応日本としては今回市場介入した資金は回収しないで放置する方針とか。
その分円がだぶつき金融緩和と同じ効果が期待出来るとの事です。

今までは市場介入した資金は公開市場操作で短期間内に回収する「不胎化介入」と言う
政策をとって居ました。

今回の資金回収を放置するとやり方次第では飛んでもなお事が起きる可能性も無きにしも
あらんで、慎重な対応が望まれます。

これで一応株安も下げ傾向が止まり1万円台復帰目前までに戻りました。

世界経済、特に米国の景気で左右され日本経済は波間に漂う小舟で行き先が定まりません。

いち早く少々の荒波ではびくともしない大きな舟に乗り換えたいものです。
その為にもシッカリした政府の今後の政策が待たれます。