前のめり野田首相・シラケムードの民主党大会

昨日都内のホテルで民主党定期大会が開かれました。

出席した野田首相は、念願の消費税増税と税一体改革をやり抜き民意を問うと宣言した。

また与野党協議を拒否する自民党等に対しもし参院で否決する様な事があれば今後の日本
がどうなるかハッキリ対決したいと脅しとも取れる発言を敢えてした。

また消費税増税には不可避の、国家公務員給与削減・国会議員定数削減・議員歳費減額に
ついても言及し強い意欲を見せました。

場合によっては衆院解散もちらつかせる強い決意の野田首相に対し会場は冷ややかなシラケ
ムードが漂いこれで果たして通常国会を乗り切れるのか危惧されるとの見方の出たとか。

民主党党員としてみれば支持者や世論の厳しさを肌身で感じ危機感を抱いて居る人が大半
と言われて居て、すんなりとハイそうですかと従われぬ事情がある様だ。

大会挨拶では連立相手の亀井国民新党代表から、暴風雨の中ＴＰＰ問題や消費増税の風を
吹かせて果たして安全航海が出来ると思って居るのかと歯に衣を着せない苦言を貰った。

また小沢派の大黒柱である輿石幹事長は「国民の生活が第一と言う原点に立ち返り、もう
一度民主党に賭けてみようと言う政治を取り戻せ」と暗にマニフエスト実現を仄めかした。

この様な状況で果たして消費税増税を伴う税一体改革大綱法案が成立する目途があるのか？

果たして国家公務員給与削減・国会議員定数削減・議員歳費減額が実現する目途があるのか？

ＴＰＰ問題？、災害復旧・復興問題は？原発汚染や電力問題は？

其れより２０１２年度当初予算案が成立する目途があるのか？

これは皆全て厳しいと言えるのではないでしょうか？

私達の生活に直接関わって来るこれらの問題に対し注目して行きたいと思います。