日々好日

さて今日のニュースは

米国に賛同しEUはイラン原油禁輸、さて日本は?

2012-01-24 09:11:02 | Weblog
昨年末イランの核兵器開発等に対し米国がイラン原油制裁法を成立させました。

早速米国は日本やEU等に対しイラン原油制裁に協力を求めました。

イランは原油輸出制裁に対し輸送の大動脈であるホルムズ海峡封鎖を警告して
益々危険は膨れあがって居ます。

今回EUはブリュツセルでEU外相理事会を開き核開発疑惑が強まるイランに
対して制裁強化処置を取る事を決議しました。

イランの原油輸入を既存の契約分を含めて含め7月1日から完全に禁止する。
新規輸入は即時禁止する。
EUはイランに対し欧米等6ケ国との核協議に応じる様要求する。

と言う極めて強固な決議で米国と足並み揃えてイランに圧力をかけるものです。

さて日本ですが、そんな問題の多いイランの原油等「いらん」等駄洒落を飛ばす
状況で有りません。

ご存じ日本は原油の殆どを外国に依存し、特に中近東は我が国にとって生命線と
言っても過言ではりません。

そのイランの原油は日本の輸入原油の10%と言われていますが、現在日本は原発
事故問以降、火力発電に多くを頼らざるを得ません。

そのため原油や天然ガスは喉から手が出る様欲しい燃料で幾ら有っても足りない
状況です。

是に較べ欧州はロシア等からパイプで直接原油の供給を受けています。
また米国は自国でも多量の原油を産出するし、外国の石油採掘には米国が殆ど
関わり、原油確保には事欠かない状況です。

さて日本が米国との同盟を重んじて原油輸入制裁に同調するのか?
イランと日本の國の関係はまた微妙で、付かず離れずと言うのが現状です。

日本による原油採掘協力もあやふやになって撤退したのではなかったかな?

兎に角日本政府は決断を迫られて居ます。

もし日本がイラン原油の輸入制裁に同調したら40年位前に起きた石油危機の
再来になりかねません。

今でさえガソリンは高騰気味ですが、もしそんな事態になったらと想像すると
オソロシイ気がしてなりません。