日々好日

さて今日のニュースは

企業内発明は一体誰の物

2014-10-13 08:29:22 | Weblog

今回お青色LED開発でノーベル物理学賞を貰った中村教授で一躍企業内発明に注目があつまった。

ノーベル賞受賞の原動力は怒りだと学者からざる受賞感想を述べる中村教授です。

是には訳があって当時中村氏は日亞化学勤務で、困難と言われて居た青色LEDを研究実用開発に
成功し会社に莫大な利益をもたらしました。

処が中村氏に支払われた報奨金はたったの2万円だったそうです。
世紀の大発明でエジソンの白色灯発明に優るとも劣らない発明にしては余りにも少なすぎます。

企業は企業内で社員が会社のため開発したものは会社の物と言う考えでした。

是で頭に来た中村氏は会社退職後東京地裁に正当な対価を求め訴訟を起こした。
東京地裁は中村氏の主張を認め200億円の支払いを会社に命じた。
結局長期訴訟を嫌った中村氏は東京高裁が出した8億円で手を打った経緯があります。

その後特許法が改正になり企業内発明に対し訴訟等で開発者に有利な判決が出る様になった。

一方、産業スパイと絡み企業で開発した物を無断で持ち出し競争相手に売り渡すケースも出て
来て企業内で開発・発明された物の帰属権がどちらにあるのか問題が出てきた。

企業内発明等は企業でチームを組んで研究・開発を行う場合が多いので、会社側に権利はあると
する考え方が大勢ですが、今回の中村氏の様に一人で企業内で開発したケースをどう扱うか?
難しい問題です。

國はこの様な社員発明を企業のものにする様に法改正を検討して居るとか。

現在の特許法では職務上の特許は社員のもにになっています。
ただ先にも述べた産業スパイ絡みになると会社としても黙って放置する訳には行きませんね。
特許取得した社員の思い通りされたら会社の存亡がかかる事もあります。

國が帰属を企業にする理由も頷けます。
しかし会社から出る報奨金が余りにも少ないのも問題ですね。

愛社精神が薄れ出した現在どう会社は対応するのでしょうね。


子供の体力は大丈夫なのか?

2014-10-13 06:24:56 | Weblog

今日は東京オリンピック開催を記念し始まった体育の日で、秋の三連休の最後の日です。

日本列島は生憎、強い台風19号に襲われ何処も被害が出て居る様ですね。

東京オリンピックからもう50年半世紀が経過して居るのですね。
日本もその間随分変わりましたね。

高度成長期もやがて終わりを告げたら、今度は岩戸景気・バブル期到来・バブル崩壊
し「失われた10年間」が始まった。
やっと目途がついたら、今度は米国発のリーマンショック。

2011年3月には東日本大震災発生今だ復興は遅遅として進まず。
その前に神戸大震災もありましたね。

試練をくぐり抜けこの頃やっとアベノミクス効果とやらで前が見え出したが、その割には
庶民の生活は一向に良くなりません。

話は逸れたが、本題は子供で日本の将来を担う子供の行く末が一番心配ですね。

子供に関しては、虐め・虐待等暗い話しが話題に挙がる毎日です。
近頃は小さい子まで塾通いし、スマホ等を持ちゲームに没頭する様ですね。

肝心の子供の体力はどうなのか心配ですね。

今回文科省が体育の日に合わせ2013年度の体力運動能力調査結果を公表した。
この体力・運動能力調査は国民全体の基本的体力・運動能力を把握し政策に取り入れる
ため毎年行い体育の日に公表するものです。

対象は9~79歳までとなって居る。

19歳以下は握力・50メート走等等8項目か9項目を調査。
20歳以上は50メートル走・立ち幅飛び等6項目か7項目調査します。

今回は63,783名分の結果公表となった。

結果は子供の部では体力は50年前に較べると握力・50メートル走等に於いて低下の傾向
が見られるとの事です。

ソフトボール投げ等の記録は低下の傾向にあって、近頃の野球離れでボールの投げ方すら
知らない子すら居たとの事。

文科省は近頃の食生活改善で体格は良くなったが体力は落ちる傾向にあるので、子供の
体力向上に学校の体育や部活動以外に子供を外に連れ出して家族や地域で運動する機会
を持つのが重要としています。

今後は子供の体力が向上する様に東京五輪に向けて2020年目標に強化するとの事でした。
ただ子供を戦場に送り様な事は決してあったはならない事ですね。