ハワイでのTPP閣僚会合は今度こそ合意にと各国とも期待は大きかったが矢張り国益優先
で合意にには至りませんでした。
ハワイ会合で合意に至らなかったのは突然ニュージランドが乳製品の関税完全撤廃の横槍
を入れた事とされています。
他にもマレーシャの国営企業関連や、豪州や米国との医療保護関連等が大きな原因となった。
TPP交渉21分野の内17分野は合意若しくは合意間近と期待されて居ただけに失望は大きい。
この結果を一番喜んだのは中国で、いまや東南アジアは中国抜きでは動かないと言う自負が
ある。
今回のTPPは米国主導の今中国潰しの色合いが濃い。
それだけに中国はその結果を非常に気にしています。
TPP協定は日本にとって成長戦略で大きな部分を占めるのでその成果は大変重要です。
しかし政府はTPP交渉で参加12ケ国による月内の閣僚会合開催への働き掛けは断念する
方針を決めた模様。
日本政府は来年夏の参院選前までに合意したい意向ですが各国の事情は必ずしも楽観
出来ない。
カナダは10月総選挙だし、米国は来年11月の大統領選挙でそれどころではなくなった。
日本の甘利TPP担当大臣は来月にでもTPP閣僚閣僚会合に意欲的に動いて居るが
どうなるか全く目途が立ってない様だとの事。
このままTPP交渉は平行線のまま継続されるのでしょうか?
それは日本にとって良い事なのか?悪い事なのか?