東京証券取引所は、持ち株会社の日本郵政・ゆうちょ銀行・かんぽ生命保険の三者
の株式上場を承認しました。
上場日は11月4日で売り出し価格の想定せ時価総額は12兆6100億円と予想
され、是はNTTの上場の24兆9600億円に次ぐ規模で果たしてあの時の様な
狂乱騒ぎが起きるか?
3社株の1兆4000億分が国内に放出される事となる。
郵政は一応民営化され株式会社となったが、日本郵政の全ての株は政府が握って
居ます、今回公共性が高い日本郵便会社株を除いて上場する事になった。
日本郵政は株式の上場で政府の束縛から放され更に事業拡大が自由になります。
政府はこの日本郵政を売り払い東日本大震災復興等の財源にする意向です。
ただ日本郵政は民間金融機関等が民業圧迫と危機感を強めて居た還啓で厳しい
競争に晒されるでしょう。
また株式が上場されれば、まずは利益優先の運営が迫られ、コスト削減や企業
のスリム化が出て来ます。
当然僻地切り捨て、職員リストラ・非正規社員への移行等が考えられます。
しかし世界でも有数の貯蓄高を有するゆうちょ銀行や店舗数が1万3600店舗
と言うネットワークや利便性で、しかも政府が日本郵政株の3分の1は保有して
居るので國が後ろ盾になって居る絶大な信頼は変わりませんね。
ただゆうちょ銀行預け入れ上限は1千万円と変わりはない様です。
さて肝心の売り出し株価ですが、日本郵政の親会社の分が1株1350円。
ゆうちょ銀行株が1400円・かんぽ生命株が2150円と想定しています。
販売単位は100株ですので、最低13万500円から購入できる計算ですね。
想定される時価総額は日本郵政6兆1千億円・郵貯5兆2千億円等で13兆円
を超える事となります。
親会社と子会社同時上場は珍しい事だそうです。
株式は3回に分け放出、今回は3社とも発行済み株式数の11%が売り出される。
販売先は国内が8割・海外が2割です。
国内の95%は個人向けだそうですから、配分される証券会社に申し込んで
置けば手にはいるのではないか?
ただ10月需要調査を進めた後で3社とも売り出し価格は最終決定するとの事で
今の処売り出し価格は不明との事だそうです。
果たしてどれだけの値が付くか興味深いですね。