米国は経済回復手段として量的金融緩和政策を打ち出しました。
2012年頃は800億ドル邦貨換算で10兆円近くの資金放出です。
是で結果的に、米国経済は生き返り雇用も回復してきました。
過度の金融緩和は資金がだぶついてバブルの危険が生じてきます。
其処で米政府は量的金融緩和の縮小へと舵切って行きます。
まだ経済回復の動きは鈍いが、昨年10月量的金融緩和は150億ドルまで縮小した。
しかしゼロ金利は続行と言う事になって居ます。
しかし雇用統計に結果も好調と言う事で金融緩和策の出口を模索しゼロ金利の打ち切りの
動きに出ました。
米国のゼロ金利打ち切りで一番影響を蒙るのは新興国です。
中国経済に陰りが見えて来た今、米国のゼロ金利中止は世界経済に悪影響を与えるとして今月
トルコで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議やIFA会議・世界銀行会議等で米国に要請。
今回米国FRBは雇用改善は見られるが、物価上昇が鈍いとの理由で今回米国金利引き上げは
見送られゼロ金利政策維持となった。
現在米国の金利は0~0・25%です。
日本の金利も大体これに似たりよったりですが、日本の金利は種類のよってはマイナス金利と
さえ言われる程厳しい。
両国とも物価上昇率が巧く上昇しないのが原因ですね。
米国のゼロ金利見送りでホットしたのは新興国と世界経済です。
勿論日本もそれに含まれます。
ただ今後米国がダラダラとゼロ金利を続けて行く訳には参りません。
過度のドル高は米国にとっては不利です。
バブルにそなえ米国の金利引き締めは何時かは来る筈ですね。
其れまでに日本経済も地力を付けて措く必要がありそうですね。