第189回通常国会は明日閉幕となります。
今国会程騒がしかった国会は近年稀ではなかったか?
安倍政権は集団的自衛権行使のケースを決めた安保関連法案を是非今国会に成立させたいと国会会期
を95日も延長させ戦後最長の245日間にも及ぶものでした。
日本の将来を決するものと国会の内外で激しい反対が繰り広げられた。
国会外のデモは克っての安保反対闘争に匹敵する激しいものだった。
此の安保関連法案には政府の説明不十分とするのが7割を超えていた、
又マスコミや学者達が煽り、国民の法案反対は5割を超え激しいものとなった。
国会内では是が我々が選んだ議員かと情け無い様な議員が出て来たり本当にガッカリさせられた。
常識外れで時代遅れの牛歩戦術・議員同士の暴力沙汰・セクハラを叫び身を呈する女性議員。
特に良識の府と言われる参議院で其れが多く見られて残念です。
今国会に提出された法案は75本で成立したのは66本法案成立率は88%です。
是は一強他弱の国会情勢では当然の事で寧ろ意外と少ないとの気もします。
今国会では、銀行預金にも及ぶ改正マイナンバー法案や、企業側有利の改正派遣労働者改正案。
司法取引導入や取り調べ可視化義務付けの刑事訴訟法改正案等重要法案が成立しました。
しかしなんと言っても集団的自衛権行使の武器使用防護・駆けつけ警護・後方支援等のため
自衛隊法・武力攻撃事態法・周辺事態法・PKO協力法等を改正した事です。
集団的自衛権の行使は今や日本は国際平和への傍観者ではない事の証しとして不可欠なもの
とする安倍政権。
まかり間違えると戦争に引きこまれる危険性が出てきたとも言えます。
その様な重要な法案で審議時間も両院合わせて200時間を超えて審議したが廃案前提の野党
との溝は埋まらず平行線のままで強行採決成立となった。
この結果は時間の証明を待つしかない様で、吉と出るか凶と出るか賭けですね。
処で今年の臨時国会は11月上旬が予定されて居るらしい。
大きな問題はTPP問題だと言われていますね。
安倍政権は、小規模の手直しの内閣改造も噂されていますね。
新国立競技場建設問題で引責辞任する文科相の後任人事、他にも数人更迭される大臣が居そうと
の噂もある様ですね。