日々好日

さて今日のニュースは

延長95日の第189回通常国会明日閉幕

2015-09-26 07:19:37 | 政治

第189回通常国会は明日閉幕となります。

今国会程騒がしかった国会は近年稀ではなかったか?

安倍政権は集団的自衛権行使のケースを決めた安保関連法案を是非今国会に成立させたいと国会会期
を95日も延長させ戦後最長の245日間にも及ぶものでした。

日本の将来を決するものと国会の内外で激しい反対が繰り広げられた。

国会外のデモは克っての安保反対闘争に匹敵する激しいものだった。
此の安保関連法案には政府の説明不十分とするのが7割を超えていた、

又マスコミや学者達が煽り、国民の法案反対は5割を超え激しいものとなった。

国会内では是が我々が選んだ議員かと情け無い様な議員が出て来たり本当にガッカリさせられた。

常識外れで時代遅れの牛歩戦術・議員同士の暴力沙汰・セクハラを叫び身を呈する女性議員。

特に良識の府と言われる参議院で其れが多く見られて残念です。

今国会に提出された法案は75本で成立したのは66本法案成立率は88%です。

是は一強他弱の国会情勢では当然の事で寧ろ意外と少ないとの気もします。

今国会では、銀行預金にも及ぶ改正マイナンバー法案や、企業側有利の改正派遣労働者改正案。

司法取引導入や取り調べ可視化義務付けの刑事訴訟法改正案等重要法案が成立しました。

しかしなんと言っても集団的自衛権行使の武器使用防護・駆けつけ警護・後方支援等のため
自衛隊法・武力攻撃事態法・周辺事態法・PKO協力法等を改正した事です。

集団的自衛権の行使は今や日本は国際平和への傍観者ではない事の証しとして不可欠なもの
とする安倍政権。

まかり間違えると戦争に引きこまれる危険性が出てきたとも言えます。

その様な重要な法案で審議時間も両院合わせて200時間を超えて審議したが廃案前提の野党
との溝は埋まらず平行線のままで強行採決成立となった。

この結果は時間の証明を待つしかない様で、吉と出るか凶と出るか賭けですね。

処で今年の臨時国会は11月上旬が予定されて居るらしい。
大きな問題はTPP問題だと言われていますね。

安倍政権は、小規模の手直しの内閣改造も噂されていますね。

新国立競技場建設問題で引責辞任する文科相の後任人事、他にも数人更迭される大臣が居そうと
の噂もある様ですね。


物価下落で安倍政権デフレ脱却の経済再生シナリオ崩れるか?

2015-09-26 06:25:13 | 政治経済

総務省が、2010年を100とした生鮮食品を除く全国消費者物価指数、8月分を発表した。

安倍政権は経済政策アベノミクスで高成長を実現し、消費拡大で物価上昇してデフレ脱却
を目指していたので、全国消費者物価指数の動向には大変関心があった。

今回発表された8月の全国消費者物価指数は、2013年以来28ケ月振り前年同月比で
0・1マイナスの103・4でした。

僅かなマイナスで問題ないと言う向きがあるが、問題はマイナスに転じた事が大きい。
今後どう動くか今の処は不明ですが、先行きが暗い事が気がかりです。

下落した大きな要因はエネルギィー価格にある。

原油価格が下がった影響で、電気・ガス代・ガソリン代等下がり全体で10・5%落ち込んだ。

これらの価格が下がる事は、国民に取っては朗報でも、日本経済に取っては好ましい事では
ないと言う事ですね。

国民にとって本当に物価は下がったのかと言うと、お菓子や調味料を除く食料価格は殆ど
が1・8%も値上がりしています。

気候のせいか特に青果類は全て高めで食料品は概ね高めの傾向です。

値上げした品目は339品目で値下がりしたのは131品目でした。

それでも物価が下落したとなるのは統計上のマジックによるものだと云える。

実際九州ブロックは何処も0・3~0・9上昇しています。

内閣府の9月月例報告でも景気は緩やかな回復基調にあると言う表現をとって居る。

エネルギー価格を外すと物価は上昇傾向にあるとしてデフレ脱却に支障が出ると言う認識は
否定しています。

実際の処はどうなんでしょうね。