地方都市の過疎化は予想外に深刻な問題になって居ます。
限界集落について今日の西日本新聞の社説が取り上げています。
国交省と総務省が今回2008年・2010年に続き2015年3回目の限界集落調査
を行い結果を発表しました。
全国に点在する限界集落は1万5568ケ所あるそうです。
その内10年以内に消滅の危険がある集落が570ケ所。
いずれ消滅する恐れがあるのが、3044ケ所あるそうです。
是は昨年調査ですので今年はもっと増えて居るかも知れません。
限界集落とは、65歳以上の高齢者が住民の半数以上を占め、冠婚葬祭等地域の機能維持
が困難になって居る集落です。
お年寄りばかりで葬式等も出せない様になってしまった集落ですね。
調査対象は、過疎法・山村振興法・離島振興法・半島振興法適用の市町村です。
従って此の対象法から漏れた集落のあるので、限界集落はもっと増える可能性もありますね。
ただ何処の自治体も過疎化で消滅する危険性を懸念し村興し・町興しの事業で地域再生を
図っています。
政府の重点施策の一つに地方創生事業があります。
過疎化の問題点は農村の耕作放棄・働き口の減少・商店閉鎖・空き家増大・伝統行事衰退等々
が挙げられますね。
伝統の祭りがなくなって行く淋しさは、高齢者には応えますね。
日本全体が4人に一人は高齢者と言われる高齢者天国となってしまった。
政府は、限界集落を1ケ所に集中させる施策もやってますね。
益々限界集落が増えて来るとやむをえない選択となるのかも知れませんね。