男女同権が叫ばれてから、結婚したら女性は名字を変えねば
ならない事に、不条理を感じる人達が増えて来た。
世界的にも夫婦同姓と別姓は半々の様ですね。
日本でも某さんの奥さん等呼ばれる事に怒る女性結構居る様だ。
しかしこれは国民生活の根幹をなすもので、家族は家単位で存在する。
従って女性は結婚すれば夫の家に入り姓を変えるのが常識でした。
その方が、日本の法体制では行政が遣りやすく、社会生活上も都合が
よかった。
同窓会名簿等で旧姓某と記入されて居るのを、見て結婚前の人の事
思い出す事はよくある話しですが、是は夫婦同姓の悪い例ですね。
ただ女性も個人なので、結婚で改姓するのは納得行かないと言う
女性側の声で、夫婦別姓導入の声が上がって来た。
女性の社会的活躍が増え、結婚により改姓となるのは大変不利と
言う声もある。
処で内閣府は選択的夫婦別姓制度導入に向けて「家族の法制に
関する世論調査」を行いその結果を発表しました。
まず夫婦別姓の民法改正すべきと賛成が42・5%もあった。
必要としないと言う反対派は29・3%でした。
調査は1996年から5年毎に行われ居るが今回の調査は今まで
の20歳以上から18歳以上に切り下げて行われたので若い人の
声が強く影響して居る様です。
ただ選択的夫婦別姓導入賛成派でも47・4%が結婚しても別姓
としないと、回答したそうです。
家族との結びつきを優先するか、自分を大切にするかの選択では
矢張り家族との絆を考えるのでしょうね。
結婚後同姓となったら、新しい人生が始まった喜びを、感じるが
41・9%回答した。
また相手と一体感の喜びを感じると31・0%が回答した。
夫婦同姓に23・0%が何とも感じないと回答した。
日本では矢張り夫婦別姓は馴染まないかと思われたが、しかし
22・7%が夫婦同姓に違和感を持つとの回答があった。
女性には誰々さんの奥さんでなく、自分を一つの人格として、
見て貰いたいと言う願望があるのですね。