ここ十数年の間に春闘もすっかり様変わりしてしまった。
労働者と経営者の生活権や企業の生き残りを賭けた闘争が、国の
経済力の問題で国が労働者側に立って企業に賃上げを要求する
構造になって来た様だ。
国もGDP成長率を重視し生産性を高めるため、企業に対して
賃上げを要求する様になって来た。
国は企業に対すると課税の優先政策で賃上げを迫るが、企業も
生き残りを賭けて抵抗仲々賃上げは遅遅として進まない。
すっかり国ににお株を取られ形なしの連合ですが、来年の春闘は
基本給一律ベースアップを月給の3%に賃上げを打ち出した。
連合は歴史的円安等で物価高騰・企業の業績低下を見ての
低姿勢要求となった様だ。
要求額5~6%を打ち出した27年前とは雲泥の差となる。
お互いが思いやっての要求なのでしょう。
過度の要求は企業を追いやり、事態が混迷するのを避けたの
でしょうか?