many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

くちびるから散弾銃

2009-06-19 19:41:59 | 岡崎京子
岡崎京子 1989~1990年 講談社 MeワイドKC 全2巻
一日あいて、また、つながり。
なんで私が『バタアシ金魚』読んだかっていうと、岡崎京子のこの作品から。
「くちびるから散弾銃2」のなかの『マンガ・エイジの悪あがき』の章で、
登場人物・金田サカエちゃんが、バタ金を読んで、足をバタバタさせて
「好き好きカオルくん!! あたしと結婚して~~!!」
と、もだえるところがあります。いわく、
「やせっぽちで バカでコンキョなき 自信にあふれてて…
 すぐ女のコ ぶつよーな とんだヤツ ステキ!!」だそうで。
巻末の“K・OKAZAKIのワード・ウォッチング”(著者による用語解説ね)には、以下のとおり。
●カオルくん→望月峯太郎の大名作“バタ足金魚”の主人公。かっこいい。イカス。なぐられてみたい男のコの一人。

まあ、それだけで、単行本まとめ買いして読んぢゃう私もどうかと思うが、
とにかく、この「くちびるから散弾銃」は、面白いっす。
金田サカエさん(岡崎マンガの他の作品にもよく出てくる名前っす)、
島野夏美さん、高田美夜子さんの、23歳という設定の女性3人が、
おしゃべりばかりしているという、一話あたり6ページのマンガ。
なにが面白いといわれてもこまるが、数々の名セリフが飛び出します。
たとえば、
「やっぱ 人間の科学と叡智は 食べても食べても 絶対に太らない シュークリームに 向けられるべきよ」
「そーよね 靴って 何足あっても いいもんね ムカデに なり たーい」
「あたしが 総理大臣に なったらねー
 国家を 『スーダラ節』に してねー
 国旗の ヒノマルを ハート型に しちゃうん だー
 色は ショッキング・ ピンク!」

コメント
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