many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

瀕死の双六問屋

2009-06-29 18:29:55 | 忌野清志郎
忌野清志郎 2007年 小学館文庫版
こないだ、ロッキンオンジャパン特別号を買ったときに、一緒に買ってきた。
(単行本が出たときは買わなかったんだよね、怠慢なファンだ)
『TV Bros.』というのに連載されてたものらしいけど、いつものイマーノ節とちょっと違うなーって思ったら、語ってライターに書かせるんぢゃなくて、自分で文章書いたらしい。
普通のエッセイみたいなふりして、毎回キヨシローの好きな音楽・CDとかが紹介されてるっていう企画があるんで、貴重だともいえる。
“双六問屋”ってのが、何を意味してるかっていうのは、よくわからないんだけどね。いいや、別に、なんとなく感じることができれば。
『君が代』を入れた『冬の十字架』が発売中止になった時期と連載時期が重なってるため、後半ではずいぶんと世の中に対して怒ってるところが出てきちゃう。
どの章もキヨシローらしさがあっていいんだけど、
>俺は本当にラッキーな男だ。こんなCDに出会えるなんてな。君たちも音楽を聴いて、そんな事を感じたことがあるだろ? 自分の気に入った音楽にめぐり会えるなんて、あまり日常ではあることじゃない。みんなが聴いてるからとか、これが流行ってるとか、TVでよくやってるからとか、そんな理由でムダ金をはたいてレコード屋でCDを買うなんて、つまらないぜ。他人と趣味が同じなんてつまらないぜ。
…なんてとこ、特にいいなぁって思う。
コメント
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