鈴木宏彦 平成20年 日本将棋連盟
きのうから将棋つながり。
「将棋世界」誌の連載の単行本化、私はこの連載記事が非常に気に入っていましたた。将棋の本としては、出色のものと思ったんで、即買いました。
あるテーマ図を出して、羽生善治、谷川浩司、渡辺明、佐藤康光、森内俊之、藤井猛というトッププロ6人に、その局面での見解を問うというもの。
序盤の作戦の考え方や、中盤の岐路、終盤の深い読みの必要な場面などなど、局面はいろいろだが、特に序中盤の大局観が問われるところが面白い。
ちなみに、巻末に羽生・谷川対談があって、「21世紀の将棋を語る」と題されているが、そのなかで谷川九段が「『米長の将棋』という本がありますが、あれは中盤戦の戦い方を説いた初めての本でしょう。未知の領域でどう指していくか、すごく勉強になった」と発言されてます。私もそう思いますが。
この本では、序盤での端歩突きとか、ちょっとした変化について、損か得かを理路整然とトッププロが説いてます。「これで先手の勝率のイメージは50%」とかいう表現で、だいたい先手の毎年の平均勝率は53%くらいなんで(2008年度に後手が初めて5割超えたっていう事件があったが)、どのくらい有利不利があるかもわかりやすく表されています。
きのうから将棋つながり。
「将棋世界」誌の連載の単行本化、私はこの連載記事が非常に気に入っていましたた。将棋の本としては、出色のものと思ったんで、即買いました。
あるテーマ図を出して、羽生善治、谷川浩司、渡辺明、佐藤康光、森内俊之、藤井猛というトッププロ6人に、その局面での見解を問うというもの。
序盤の作戦の考え方や、中盤の岐路、終盤の深い読みの必要な場面などなど、局面はいろいろだが、特に序中盤の大局観が問われるところが面白い。
ちなみに、巻末に羽生・谷川対談があって、「21世紀の将棋を語る」と題されているが、そのなかで谷川九段が「『米長の将棋』という本がありますが、あれは中盤戦の戦い方を説いた初めての本でしょう。未知の領域でどう指していくか、すごく勉強になった」と発言されてます。私もそう思いますが。
この本では、序盤での端歩突きとか、ちょっとした変化について、損か得かを理路整然とトッププロが説いてます。「これで先手の勝率のイメージは50%」とかいう表現で、だいたい先手の毎年の平均勝率は53%くらいなんで(2008年度に後手が初めて5割超えたっていう事件があったが)、どのくらい有利不利があるかもわかりやすく表されています。