many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

馬なり1ハロン劇場

2010-12-04 19:47:33 | マンガ
よしだみほ 1992年~ 双葉社
競馬つながりで。
「週刊競馬報知」に連載してたマンガ。傑作だと思います。
始まったころと、私が競馬に深く携わりはじめた時期が、たぶん一緒くらいで、面白がって毎週読んでた。
最初は「それいけオカベくん」とかってタイトルだったはずなんだけど。
マンガ読者の常かもしれないが、最初のころのほうが面白かったなーとは、私も思っているんだが。
単行本6巻までは持ってるけど、そのあとどうなったか、わからない。読まなくなったもので。
私の感想はともかく、世にも競馬ブームのようなものが起きてたんで、このマンガの影響で“馬の擬人化”現象も一気に加速したんぢゃないかという気がする。
久しぶりにページ開いたら、1992年6月に出た第1巻の冒頭は、オグリキャップの1989年のジャパンカップ。(というか、連闘を含むローテーションの話。)
1995年5月の第6巻の最後は、1994年のジャパンカップの、マーベラスクラウンと外国馬グランドフロティアが兄弟だってネタ。(ほんとの最後は「なんでもアリま記念」だけど、これは実際のレースとは関係ないので。)
歴史を感じるなー。というか、競馬関係の時事ネタの採り上げかたが秀逸なんで、ヘタなマジメな本よりも、競馬クロニクルとして優秀なんである。いまでも読めば、「あった、あった」って当時の競馬に関する記憶(レース結果というよりエピソード系)が浮かんでくる。
私が好きな初期のころの、オカベねたの例をあげると、たとえば第1巻の「先生はオカベさん」という回。
素質馬ドライビングモールが、オカベ先生の厳しい教育に音をあげるんだが、それをやさしく見守るのが、保健室のグリンモリー先生という設定。(わかるひとには、わかる、んぢゃないかと思う。)
コメント
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