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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

新・UFO入門

2010-12-16 20:34:31 | 読んだ本
唐沢俊一 2007年 幻冬舎新書
きのうのつづき。
っていうのは、副題が「日本人は、なぜUFOを見なくなったのか」で、きのうの「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」と雰囲気似てるでしょ。
で、この副題こそが本書のテーマなんだと思います。
海外や日本でのUFO史(って言っていいのか?)が、いろいろ採りあげられてて、なんで人はUFOを見るんだろうねってことを考察してる。
(どうでもいいけど、「UFOを見る」って、ヘンな言葉の響きだ。ぎりぎりセーフだけど。
 まあ、もっとひどくなると「疑いなくUFOと認められた」とかヘンな言い方もあるけど。
 UFOは宇宙人の乗ってる円盤って意味ぢゃなく、未確認なものだってこと、ときどき忘れられるときがあるみたい。)
アイデンティティを確立できてなくて、自分の存在を不安に思う人が、空をあおいだとき、そこにUFOを見るとか。
やっぱ現実が苦しくて、まだ見ぬ未来、明るく希望に満ちた未知なるものを夢みようとするとき、空に宇宙人の乗った円盤を見つけようとするんだろう、ってのが一つの結論ではあります。
UFOは、「心の逃げ場」だ、って、いきなり言われたら、それこそ、UFOを見たいと思ってる人たちは、認めないと思いますけど。そんなにはずれてはないような気がします。
コメント
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