3週間ぶりに乗馬に行く。
乗馬は休んぢゃってたんだけど、べつに遊んでるわけぢゃなくて、先週月曜日なんかは、これまた馬関係で他んとこに出かけてったりしてたんだけどね。
先々週なんかは、古巣・札幌からの便りがきて、札幌競馬場の誘導馬のシルバーデュークが国体に出ると聞いた。
それなら見に行こうかとも(っていうか古巣からの便りは「見に行って動画撮って送れ」って命令かと?)思ったんだけど、会場は遠そうだし、いろいろ用もあって行かなかった。(はっきり言って、馬術競技に興味あるっていっても、知ってる人馬が出るくらいぢゃなきゃ、見る気ないレベルです、私…。)
それはそうと、現役誘導馬の国体参加って、偉いよ。
(↑これは2008年誘導デビューのときなんで、初心者マークをつけてる。)
なかなかいないっしょ? みんな競技用馬をつくって試合に専念してるのが多いなかで、元競走馬の現役誘導馬が国体出るなんて。
(でも、今年は競馬開催ないから誘導馬業務してるわけぢゃないんだけどさ。来年以降は、やるんだろうね、誘導?)
まあ、彼は私がいた当時から英才教育されてたんで(?)、私は乗ったことないから、それほどの愛着はないんだけど。
閑話休題。
さてさて、今日は、ピアノマンの二番手。
ピアノマンに乗るのは、すごいひさしぶり。6月の「理事長杯」前に乗ったっきりだろ、そのあと記憶ない。
乗り替わるとき、馬が横目で「こんどのやつは重そうだな」ってジロッと見てる気がする。
なぜか今日の覆馬場のどまんなかには馬場馬術用の柵があるので、私は端っこの準備馬場として設けられたと思わしき一角のなかに入って乗る。
ひさしぶりだし、なんもめんどくさいことやる気がしない。たしかピアノマンに最初に乗ったときは、素手で乗って引っ張り合いになって指の皮がむけたような記憶がある。そういう展開にはもってかない。
先立っての部班で、だいぶいろいろ運動してくれたせいで、とても乗りやすい。
馬、完全に仕事モード、反応がいい。こういうときに口をグジャグジャいじるのはよくないので、過度な要求をしないでそのまま適当に乗ってる。とても楽しい。
「障害やりますか」って言われたんで、厭とも言えず、ぢゃあ少しだけなら。こんだけ前に出てるし反応いいんなら大丈夫でしょ、ピアノマン。
でも、場内は馬場柵だけで、障害無いなあと思ってると、「あそこに低いの1つだけあるから、あれを軽くやりましょう」という。ああ、たしかに馬場の長辺に並べて一つだけ垂直がある。でも、あれ低くないよ、目測90センチくらいか、当社比としては高いんですけど。
「大きくまわって駈歩して」と言われて、すこしエンジンかけて走らせてると、さすがに障害の高さを下げ始めてくれる、よかった、どうなることかと思った。
「アブミに立って、もっと乗っていって」 そう、私が馬を走らせようと思うと、なんか馬の背中をグイグイ押してばかりなんだよね、ツーポイントで馬との重心の一致する場所探る。
ほんと、私の障害って、軽やかさみたいなものが何もないんだよな、フワッと入っていって普通に飛べばいいのに、止まられるのヤだからグイグイぶつけていくような向かっていきかたをする。
「はい、そのまま、これ飛んで」って言われたらしょうがないけど、垂直、60センチくらいだよ、いきなりっすか。
私個人の常識としては、(まず横木通過して馬の飛節を動かすウォーミングアップをして、と言いつつ人の心の準備なんだけど、横木は)はじめに速歩でクロス飛んで、それ高さ上げて、垂直に変えて、しかるのち高さまた下げて、ようやく駈歩での飛越を始めるもんなんだけど。
しょうがないから飛ぶさ。ピアノマン優秀だから、いきなりでもちゃんと飛ぶけど、まだちょっとベースが弱いかな。大きくまわってるあいだ、障害のない向正面でドンドンと推進する。回転して障害向いたらジタバタしない。
数えきれない先飛びバッタリの失敗に対する恐れから、私は入っていくときに必要以上に頭を後ろにしているような気がする、なんかヘン。遅れないように、踏み切ったら思い切って手を前に出す。
それはいいけど、アブミをちゃんと踏めてないから、すぐ深く入って、指摘されちゃう。そーなんだよね、ふつうアブミに正しく立って飛ぶのに、私は足が入り込んぢゃったまま適当に飛んぢゃう、しかもフラットワークから短くしてないし。乗ってる私も怖いけど、見てても怖いと思うよ。アブミが踏めてないのはカカトが下がってないから、カカトが下がってないのは多分ヒザで締めつけてそこで乗ってるから。障害飛ぶレベルぢゃあ、無い。
2回も飛んだら、すぐ10センチくらい上げられちゃう。それでも馬は迷いなく飛んでいく。
ああ、さっきフラットワークんとき、真っ直ぐの駈歩をやっといて、よかった。私は独りで好きに乗ってるときも、ときどき真っ直ぐな駈歩を試みる。
これまで教わってきた駈歩って、まずたいがいは輪乗りで行うものである。だから、馬のカラダはどっちかに弧を描いてるし、ヘタに乗ってると人も一緒に左右どっちかに傾いてたりする。
でも、障害向かうときは真っ直ぐな駈歩しなきゃいけない、回転して、輪乗りのつづきのような姿勢で向かってって、何度も失敗した、左右に傾いてることに違和感なかったんだからバカな話だ。
で、ときどき、べつに障害やるつもりなんかないんだけど、真っ直ぐな駈歩の感覚がほしくて一人こそっと練習のなかに入れる。きょうも小さな区画のなかで、蹄跡から中央線に入って、そこで真っ直ぐな駈歩をしてみた。馬の後部から背中を左右均等に伝わっていく力をハミでまっすぐうけとめるイメージ、あくまでイメージ、できてるか知らない。
飛ぶたび、楽しくて、飛んだあと馬のクビたたいてホメてたんだけど、そこでちゃんと出すようにって指摘されたんで、障害は一周に1コしか飛ばないんだけど、連続した経路とかのつもりになって、飛越したあと脚入れて起こして受けるようなイメージで流さないで前進気勢を保つ。
さて、最後やっぱ高さは90センチくらい(たぶん90くらいあったと思う、ひさしぶりだから80でも私がすごく高く感じてた可能性も大)にされちゃって、かなり気合入れた助走が必要になってくる。しかし、馬はやる気いっぱいなんで、何の問題もない。最初のころ止まったらどーしよとか思ってたんだけど、最後は飛ぶよこれ絶対、って感じになってきた。
うーん、前にピアノマン乗ったときに、ろくに前に出てもいないのにヘンに口をいじろうとしてバトルになったんだろうけど、このくらい出てれば自然とうけてるようなイイ感じで障害に向かってく。そうかあ、これかあ、この馬乗るときの感覚って、って思うんだけど、フラットワークで、この日の助走くらいの勢いでやってたら、ただの暴走野郎としか見られないよね、きっと。
↑ピアノマンがリンゴ食べないんで、となりの馬にやってみたら、こっちは大好きらしく、そりゃ大騒ぎになっちゃった。
どうでもいいけど、いきなりいろいろやったもんだから、帰ってきたら腰が痛くなってた。
乗馬は休んぢゃってたんだけど、べつに遊んでるわけぢゃなくて、先週月曜日なんかは、これまた馬関係で他んとこに出かけてったりしてたんだけどね。
先々週なんかは、古巣・札幌からの便りがきて、札幌競馬場の誘導馬のシルバーデュークが国体に出ると聞いた。
それなら見に行こうかとも(っていうか古巣からの便りは「見に行って動画撮って送れ」って命令かと?)思ったんだけど、会場は遠そうだし、いろいろ用もあって行かなかった。(はっきり言って、馬術競技に興味あるっていっても、知ってる人馬が出るくらいぢゃなきゃ、見る気ないレベルです、私…。)
それはそうと、現役誘導馬の国体参加って、偉いよ。
(↑これは2008年誘導デビューのときなんで、初心者マークをつけてる。)
なかなかいないっしょ? みんな競技用馬をつくって試合に専念してるのが多いなかで、元競走馬の現役誘導馬が国体出るなんて。
(でも、今年は競馬開催ないから誘導馬業務してるわけぢゃないんだけどさ。来年以降は、やるんだろうね、誘導?)
まあ、彼は私がいた当時から英才教育されてたんで(?)、私は乗ったことないから、それほどの愛着はないんだけど。
閑話休題。
さてさて、今日は、ピアノマンの二番手。
ピアノマンに乗るのは、すごいひさしぶり。6月の「理事長杯」前に乗ったっきりだろ、そのあと記憶ない。
乗り替わるとき、馬が横目で「こんどのやつは重そうだな」ってジロッと見てる気がする。
なぜか今日の覆馬場のどまんなかには馬場馬術用の柵があるので、私は端っこの準備馬場として設けられたと思わしき一角のなかに入って乗る。
ひさしぶりだし、なんもめんどくさいことやる気がしない。たしかピアノマンに最初に乗ったときは、素手で乗って引っ張り合いになって指の皮がむけたような記憶がある。そういう展開にはもってかない。
先立っての部班で、だいぶいろいろ運動してくれたせいで、とても乗りやすい。
馬、完全に仕事モード、反応がいい。こういうときに口をグジャグジャいじるのはよくないので、過度な要求をしないでそのまま適当に乗ってる。とても楽しい。
「障害やりますか」って言われたんで、厭とも言えず、ぢゃあ少しだけなら。こんだけ前に出てるし反応いいんなら大丈夫でしょ、ピアノマン。
でも、場内は馬場柵だけで、障害無いなあと思ってると、「あそこに低いの1つだけあるから、あれを軽くやりましょう」という。ああ、たしかに馬場の長辺に並べて一つだけ垂直がある。でも、あれ低くないよ、目測90センチくらいか、当社比としては高いんですけど。
「大きくまわって駈歩して」と言われて、すこしエンジンかけて走らせてると、さすがに障害の高さを下げ始めてくれる、よかった、どうなることかと思った。
「アブミに立って、もっと乗っていって」 そう、私が馬を走らせようと思うと、なんか馬の背中をグイグイ押してばかりなんだよね、ツーポイントで馬との重心の一致する場所探る。
ほんと、私の障害って、軽やかさみたいなものが何もないんだよな、フワッと入っていって普通に飛べばいいのに、止まられるのヤだからグイグイぶつけていくような向かっていきかたをする。
「はい、そのまま、これ飛んで」って言われたらしょうがないけど、垂直、60センチくらいだよ、いきなりっすか。
私個人の常識としては、(まず横木通過して馬の飛節を動かすウォーミングアップをして、と言いつつ人の心の準備なんだけど、横木は)はじめに速歩でクロス飛んで、それ高さ上げて、垂直に変えて、しかるのち高さまた下げて、ようやく駈歩での飛越を始めるもんなんだけど。
しょうがないから飛ぶさ。ピアノマン優秀だから、いきなりでもちゃんと飛ぶけど、まだちょっとベースが弱いかな。大きくまわってるあいだ、障害のない向正面でドンドンと推進する。回転して障害向いたらジタバタしない。
数えきれない先飛びバッタリの失敗に対する恐れから、私は入っていくときに必要以上に頭を後ろにしているような気がする、なんかヘン。遅れないように、踏み切ったら思い切って手を前に出す。
それはいいけど、アブミをちゃんと踏めてないから、すぐ深く入って、指摘されちゃう。そーなんだよね、ふつうアブミに正しく立って飛ぶのに、私は足が入り込んぢゃったまま適当に飛んぢゃう、しかもフラットワークから短くしてないし。乗ってる私も怖いけど、見てても怖いと思うよ。アブミが踏めてないのはカカトが下がってないから、カカトが下がってないのは多分ヒザで締めつけてそこで乗ってるから。障害飛ぶレベルぢゃあ、無い。
2回も飛んだら、すぐ10センチくらい上げられちゃう。それでも馬は迷いなく飛んでいく。
ああ、さっきフラットワークんとき、真っ直ぐの駈歩をやっといて、よかった。私は独りで好きに乗ってるときも、ときどき真っ直ぐな駈歩を試みる。
これまで教わってきた駈歩って、まずたいがいは輪乗りで行うものである。だから、馬のカラダはどっちかに弧を描いてるし、ヘタに乗ってると人も一緒に左右どっちかに傾いてたりする。
でも、障害向かうときは真っ直ぐな駈歩しなきゃいけない、回転して、輪乗りのつづきのような姿勢で向かってって、何度も失敗した、左右に傾いてることに違和感なかったんだからバカな話だ。
で、ときどき、べつに障害やるつもりなんかないんだけど、真っ直ぐな駈歩の感覚がほしくて一人こそっと練習のなかに入れる。きょうも小さな区画のなかで、蹄跡から中央線に入って、そこで真っ直ぐな駈歩をしてみた。馬の後部から背中を左右均等に伝わっていく力をハミでまっすぐうけとめるイメージ、あくまでイメージ、できてるか知らない。
飛ぶたび、楽しくて、飛んだあと馬のクビたたいてホメてたんだけど、そこでちゃんと出すようにって指摘されたんで、障害は一周に1コしか飛ばないんだけど、連続した経路とかのつもりになって、飛越したあと脚入れて起こして受けるようなイメージで流さないで前進気勢を保つ。
さて、最後やっぱ高さは90センチくらい(たぶん90くらいあったと思う、ひさしぶりだから80でも私がすごく高く感じてた可能性も大)にされちゃって、かなり気合入れた助走が必要になってくる。しかし、馬はやる気いっぱいなんで、何の問題もない。最初のころ止まったらどーしよとか思ってたんだけど、最後は飛ぶよこれ絶対、って感じになってきた。
うーん、前にピアノマン乗ったときに、ろくに前に出てもいないのにヘンに口をいじろうとしてバトルになったんだろうけど、このくらい出てれば自然とうけてるようなイイ感じで障害に向かってく。そうかあ、これかあ、この馬乗るときの感覚って、って思うんだけど、フラットワークで、この日の助走くらいの勢いでやってたら、ただの暴走野郎としか見られないよね、きっと。
↑ピアノマンがリンゴ食べないんで、となりの馬にやってみたら、こっちは大好きらしく、そりゃ大騒ぎになっちゃった。
どうでもいいけど、いきなりいろいろやったもんだから、帰ってきたら腰が痛くなってた。